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仙台市のシンンボリックな存在であるケヤキ並木。
樹齢90〜100年と言われているんですが
それが撤去されることになったようです。
といっても、一時的に別の場所で移植されるだけのようですが。
なぜそうなるのか、というと
地下鉄東西線の工事にためだそうですね。
仙台市民オンブズマンによると、そもそも利用客の予想(パーソントリップ)がおかしいという。
工事を始める前に、その工事によって今後どのような利益を得ることが
できるのか、それを費用対効果といいますが
地下鉄東西線の場合、仙台市が発表した予想はおかしいのだという。
というのは、平成15年に交通モデルが調査されているのにも関わらず
10年前の交通モデルを対象にしているのだということです。
10年前の交通モデルによると総工費2,735億円で1日あたり約11万9千人の利用客を
見込んでいるのだとか。仙台市では南北線の利用者を1日約16万人としていますが
開業当初は利用客予想を20万人は越えていたはずですね。
ところが、開業当初の予想というのは全体的に外れる場合が多いんだそうです、
平成16年度までの南北線の累積赤字は実に1,067億円。
東西線は?という問題になります。
いや、正直な話、私は推進派ですよ。作って欲しい。
だって若林区には駅がありませんからね。最寄り駅ができるのは嬉しいことです。
でも客観的に見ると、財政的に作るのがプラスになるとは思えない。
しかしながら、仙台市長は推進派でして。
若林区は東部工業団地やら卸町を抱えていて、通勤客が多い。
私のように、若林区に駅を!という人もいるでしょう。
若林区民は少なくとも積極的反対の人がいないんです。
自分の生活のことを考えると、通勤ラッシュ時にバスに乗れなくなる
こともなくなりますし、駅ができることで、お店がいろいろ出店するかもしれない。
若林区として賑わうかもしれないし、人口の流動化も期待できるでしょう。
そういう意味で、反対する理由があんまり見当たらないのは確かです。
無論、財政的な面は抜きの話ですが。