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王子、北越買収で敗北宣言 TOB応募は最大3割
http://yamagata-np.jp/media/core/txt/CNnews.php?kate=main&no=CN2006082901004492

製紙業界最大手の王子製紙の篠田和久社長は29日、都内で記者会見し、北越製紙に仕掛けた敵対的な株式公開買い付け(TOB)について「限りなく不成立の方向だ」と述べ、敗北を宣言した。王子は同日の取締役会で、TOB成立のための取得目標引き下げなど条件変更はしないことを正式に決定。北越との経営統合を断念し、自社工場に生産効率の高い最新鋭設備を導入、単独で競争力強化を目指す。

 歴史のある産業でトップ企業が同業他社を狙った日本では異例のTOBは、ライバル企業が阻止に乗り出すなど激しい争奪戦が繰り広げられた末、失敗に終わった。

 篠田社長は、TOBへの応募について最大で3割程度しか確保できないとの見通しを明らかにした。敗因としては、TOB開始後の8月7日に北越製紙三菱商事を引受先とする第三者割当増資を実施し、三菱商事が24・4%保有筆頭株主に躍り出たことを挙げた。
山形新聞


むむ!遂に負けを認めた!
が、しかしですね・・・三菱商事・・・。
三菱製紙の部門強化の考えってないもんでしょうか。
そうすると、三菱って非常に優位にいると思うんです。
三菱製紙北越製紙は業務提携を解消していますが
製紙部門強化を狙ったものだとしたら?