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シャロン首相:脳卒中で緊急手術 中東和平への影響必至
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060105k0000e030004000c.html


イスラエルアリエル・シャロン首相が脳卒中でかなりの重篤にある模様。
確かにシャロン首相はちょっとやりすぎたかもしれない。
アラファトを軟禁したのは彼ですからね。
大体、当選した直後から彼の強硬路線には異論が多かった。
2000年9月に「神殿の丘」訪問を機にまたしてもインティファーダが発生したし
パレスチナ指導者暗殺計画」もまずかったと思う。
ただし、シャロン首相が歴代のイスラエル首相になかった手腕を発揮したのは
事実であります。中東戦争以来占領し続けていたガザの撤退を始めたのは
彼の手腕によるものだったし、故・ラビン首相との約束を忠実に守ったのも
確かにシャロン首相だった。
そう、ラビン首相とはあのオスロ合意をやってのけたイスラエルの英雄です。
「血も涙も充分に流した。もう充分です。
私達はあなたたちに、いささかの憎しみも抱いてはいません。
復讐したいと願ってもいません。共に綴って来た悲しみの書物に、
新しい章を一緒に開こうではありませんか」
とはラビン首相の言葉ですが、あの偉大なアブラハムの子は
テルアビブにて暗殺。アラファトもこの世の人ではない。
世代は変わって、シャロン首相とアッバス議長との連携が期待される最中の出来事。
イスラエルの指導者とアラブの指導者の皆様、せっかくここまで築いた平和を
崩されることのなきよう、切にお願いするばかりです。