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1946年の今日は、日本国憲法が公布された日ですね。
松本蒸治さんが憲法担当大臣になってから、様々な困難があったわけですが
よくがんばって頂けたと思います。
これについてはNHK製作、ジェームス三木脚本「憲法はまだか」という
ドラマでより忠実に再現されています。主演の松本蒸治役が津川雅彦
近衛文麿役が江守徹金森徳次郎役がすまけいという
なかなか堅いキャスティングです。
お気に入りなのは津川さんの役柄です。松本蒸治は、皇室護持という
信念の下に、できるだけ明治憲法を維持しつつ憲法改正に当たるわけです。
その中で「今、戦争をしているんだ。この戦争だけはどうしても負けられないぞ!」
と叫ぶシーンがあります。戦争には負けたけれども、GHQの言いなりには
なりたくない、そんな気持ちがよくわかりますね。
アメリカの民政局が2週間で憲法草案を作ったのですが
東大教授の宮沢俊義さんが、あの憲法は素晴らしい、そのまま受け入れるべきだ
と主張するのに対して「他人のふんどしで相撲ができますか!」と一喝しています。
一方で、松本さんは国粋主義者に短刀を突きつけられるシーンもあって
決して愛国=右翼 というわけではないんだという点にも重きを置いています。
実に勉強になる作品です。二部構成ですので、ビデオ化されていたら
ご覧になってみてはいかがでしょうか。