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今日の「義経」はなかなか戦術的面で見応えがありましたねー。
見ていて、項羽と劉邦を思い出しました。司馬遼太郎さんの小説で
有名ですね。こういう時、第三の勢力があります。
言うなれば韓信です。項羽は強くて、鬼神の如しといわれていましたが
張良や曹参のように、有能な幕僚がいたために劉邦が勝った。
1人突出していてはいかぬのです。韓信も元は劉邦の家臣でした。
けれども、独立して第三の勢力を形成しました。
韓信も1人突出した存在といえるでしょう。
このように知能で以って君主を支える家臣を謀臣といいます。
まさにはかりごとの臣ですね。義経にはそれがいませんでした。
頼朝には大江広元梶原景時がいました。大きな違いはそれでしょう。
何とも今回は噛めば噛むほど味の出る物語でありました。