白雉日報社公式ブログ

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1944年の今日、レイテ沖海戦がありました。
レイテ島は、現在のフィリピン中部に位置しています。
当時そこは日本の根拠地でした。反日ゲリラの情報によって
アメリカ軍が狙ったのが防備の薄いレイテ島でした。
日本機動部隊は、3つの方向から米艦隊を迎撃
そのうち小沢艦隊は囮として、米艦隊をフィリピン北部へ誘い出し
その間に栗田艦隊がレイテ上陸中のアメリカ軍を
袋叩きにしてしまおうという作戦でした。
作戦は大成功、米艦隊は小沢艦隊を主力と見て追撃、北へ北へと
深追いしていきます。栗田艦隊はレイテ泊地の手前まで悠々と接近することが
できました。もはや敵は目前、と思われたその時
突如、栗田司令官が北転を命じました。
すぐ目の前に無防備の敵がいるのにどうしたことか、参謀は驚きました。
「長官、逃げるのですかっ!」
「航海長、血迷うな。レイテはあっちだ!」
怒号と罵声が飛び交いました。この「謎の反転」によりこの海戦は日本は
勝機を逸するのです。戦艦武蔵を始めとする多くの軍艦を失って
日本軍の敗北となりました。
栗田長官はこの反転について戦後
「北に敵艦隊がいると思ったので反転を命じた。今思えば失敗だった」
と語っています。それにしても謎が多い反転でした。
これ以降、日本海軍が大規模な作戦行動に出ることはなかったのです。