白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日の「義経」は、義経と頼朝との溝が深まる中で
平宗盛と重衡との兄弟との今生の別れをサブテーマ
としておりました。
しかして、何と世の無情なることでありましょうや。
不肖ワタクシ、涙の止まらぬこと止まらぬこと。
世のはかなき身の定めとは申せ、かくのごとき
物語こそが世が移ろうとも、人々の心を掴んで
離さないのでございます。
我々日本人というのは、潔く去る姿こそが美徳とされてきました。
桜が散る瞬間の刹那というものでございます。
例えば、太平洋戦争であります。
私は今でもあれはやってはいけない戦争だったと思っておりますが
敢えてあれを自衛戦争だったと仮定しますと
最も美しい瞬間はやはり、特攻・守備隊の玉砕だと思うのです。
ここでいう美しいは、哀しいと同義と申して過言ではありますまい。
私も、戦争を語る時には胸が詰まります。
菊水1号作戦では実に2000機が特攻に参加しました。
護衛空母「ビスマーク・シー」正規空母「フランクリン」など
撃沈したのですが、大空に散った若者達の悲哀と、若者達を送り出した
総司令部の苦渋は偲びがたいものがあります。
もちろん無責任な方々も多くいました。しかし宇垣纏中将や大西瀧次郎中将
のように、生き残る可能性を自ら断つというのにも悲哀を感じます。
ですから映画『連合艦隊』でも大泣きなのです。