白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日は部活・・・。外はなかなか冷える。
現在、土器坂窯跡の報告書作成は停滞である。当然のことだ。
何しろ俺たちは今日集まって作成するはずだったのが
肩透かしを食ってしまったからである。
ところで、俺は今の状態で報告書を作成するよりも
後進の指導によって即戦力となりうる後輩を育成し、且つ我々を
飛び越して、それでもって報告書作成にあたれば、すさまじい出来
となるであろうことは火を見るより明らかなわけで
目下、指導係を仰せつかり、5回勉強会を行っている。
考えてみれば奇妙な話である。考古研で作成を行っているのに
その作成たるや、OBのみで行っているのだ。
俺は短期間しか仙台にいられないので、継続していくのには
誰か代行者が必要となろう。何事も経験とは言えないのだ。
理論を基礎から学び、それから経験を積めばそれが経験となる。
基礎なき経験は経験とならず、鹿を見て森を見ずが如しである。
先生は教育者であるが、自らの研究に溺れている。
優れた研究者であり、俺も先生のような研究者は尊敬しているし
憧れてさえいる。ところが、それは別の話なのだ。
先生の教育は応用のみをやらせ、できない者は置いていくという
やり方である。また、OBの先輩の大部分もそうだといえよう。
それは20年前までは通用したかもしれんが、最早黄金期は過ぎた。
考古学ブームは過ぎ、日は落ちているのだ。
理論さえ教えられていない者に何を期待しても無駄である。
ならば基礎から教えれば良い。ところがその基礎を教えるべき
先輩と先生が斯くの如きであるから、私もどうすれば良いものか
と模索を続ける毎日である・・・。