白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

国道286号線といふ道路有り。即ち出羽国山形と陸奥国仙台を
往来せんと欲せる際に走るべき道也。
古来より奥州街道と伝ふ。笹谷峠を越えんとせる人、幾千幾万と
有り。然るにその道険峻なりて、幾多の行き倒れを生みししも
この道也。そのため有耶無耶なる関あり。
今に至り、この道多くの自動車往来せるといえども、道狭く、
道も険峻なりしこと古来より不変也。事故も少なからず。
いつしかこの道、「亡霊の出たる道」と恐れられたる事、久しき。

高速自動車道ありしといえども、これを利用せる人僅か也。
何となれば、料金を払う必要如何となる故。
今もこの道、往来せる車、連なりて走るを常とす。