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まちづくりとヘイト問題を宇都宮で考えた

10月1日、菊地は仙台を離れて栃木県は宇都宮市に行ってきた。
金展克氏、清義明氏、ブエノ氏と会談を持つためである。
これは、いわゆる在特会と在日側との対談会であるが
前回行った時「これを一過性のものではなく、定期的に開催したい」と双方の合意があって
このたび、2回目の開催と相成ったわけである。
ところで、なぜ宇都宮市での開催となったのであるかについては
これまた前回の対談の中で「宇都宮は餃子でまちづくりを行っているまちとして有名」と
話が出て、展克氏とぜひ宇都宮のまちづくりを見てみようとなったのである。

宇都宮駅前の様子。
宇都宮市は人口およそ51万人で、人口規模でいえば仙台市の半分ほどである。
駅の西口から歩いてみたのだが、ペデストリアンデッキがかけられており
多方向に向かう時には便利だ。
歩いてみると、高いビルはそれほど多くはなく、緑が多いのが特徴だ。
そういう意味では仙台市と似たところが多い。同市の「緑の基本計画」の策定やグリーンニューディール基金などを設け
環境保護に務めてきた成果といえる。
また、中心部における文教政策も進んでいるようである。

宇都宮共和大学がシティライフ学部を設け
駅前にシティキャンパスが整備されているのは特筆に値する。
仙台にも仙台駅東口東北福祉大のサテライトキャンパスがあるが
学部そのものを拠点としているのは興味深い。
やはり、まちなかを研究しようとすれば、足下に拠点を置くことが大事だ。
同じように、地元のローカル紙・下野新聞が中心部商店街に「まちなか支局」を
置いていることも感心した。このように、宇都宮の中心市街地にきちんと足を着けている大学や
メディアが多いことは地域密着の好例の一つといえよう。


同市での中心部商店街といえばオリオン通り商店街である。
昭和23(1948)年にオリオン座にちなみ、一条町・曲師町、江野町の3町が構成してできたもの。
1966年に宇都宮オリオン通り商店街振興組合に法人化。今年で50周年を迎えた。
店舗数は65店(2014年現在)。
商店街内は地域の個店が多数を占め、ナショナルチェーンは飲食店がメインである。
2012年には、交流・休憩施設「ギャラリー・カフェ」がオープンし産学連携による
各種イベントを実施。商店街の喫茶店は通りにテーブルや椅子を設置して
オープンカフェのような状況となっている。
来街者が求めるものは休憩ができる場所、人が集まれる場所が大きなテーマの一つであり
例えば、山形県上山市かみのやま温泉駅前では、地元の菓子店が喫茶スペースを設けて
来店者数を劇的に増やしているようである。

栃木県のアンテナショップ「@miya」は栃木県内の各地域の名産品が集まっている。
仙台にもあるにはあるが、「仙台縁日」などは地元メディアが絡んでいることもあり
純粋なアンテナショップとは言い難い。
中心部商店街にも回遊性のある店が欲しいところである。


一方、課題も多数見られた。
まちなかを歩いていると、古いビルが多く見られる。
日本不動産研究所宇都宮支所「栃木県・拠点連携の街づくりに挑む宇都宮市」でも
「まちなかには老朽化建物や時間貸し駐車場が目立つようになっている」と指摘している。

昔の映画館や商業ビルが目立ち、安全面も心配される。
また、宇都宮市でも「中央五丁目、日野町通り沿道、オリオン通り沿道、ユニオン通り沿道には
特に老朽化した建物が密集して立地しています」としている。
そこで宇都宮市では、中心市街地活性化法に基づく基本計画の第2期計画を策定
2015〜2020年まで実施する。主な柱は事業所数と空き店舗の解消、歩行者通行量の増加による賑わいの創出
まちなか居住の推進の3つの柱で、約169ヘクタールを対象に59事業を実施する計画。
宇都宮周辺東口・西口の整備事業や、大手町の再開発事業、新交通システムを導入するなど
「ネットワーク型コンパクトシティ」の実現を目指すもの。
詳細は以下のURLをご覧になってほしい。
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/009/287/gaiyousin.pdf
これらの計画により、ハード、ソフト面で大きなビジネスチャンスが到来する可能性が高い。
例えば、中心部にマンションを建てるデベロッパーが基本計画に認められれば
国からの補助で行うことができるし
ソフト面での活動も、まちづくり団体の活動がより円滑に行われることが期待できるであろう。
まちが新しく生まれ変わることはビジネスチャンスでもあり、地元企業はぜひそれを生かしてほしい。


さて、展克氏、清氏、ブエノ氏とは協同組合宇都宮餃子会が運営する「来らっせ」で
餃子をたらふく食べた。「宇都宮餃子」は登録商標だが、これという決まりはなく
「来らっせ」では市内各店の餃子を食べることができる。


やはり各店では個性が違うものだなあと実感。
宇都宮では、もともと大東亜戦争の際に地元の部隊が満州に出兵していた。
戦後、餃子の調理方法を持ち帰り、地元で展開したところ大ヒット。
宇都宮の市民食となったのだという。餃子消費量はもちろん全国トップで
さまざまな餃子にちなんだグッズも販売されている。
みずほ総研「みずほ地域インサイト2007年4月25日号」によると
「来らっせ」来店者の9割は県外者ということで、有力な観光スポットの一つとなっているわけである。
大変おいしかったのだが、せっかく観光の拠点になりうる施設
ドンキホーテの地下にあるのはいかがなものか。
もう少しわかりやすい場所にあっても良かったと感じた。


さて、本題の「ヘイト問題」については
詳細を公表することは避けるが
双方にとり、実に有益な提案がなされたほか
引き続き対話を継続していくことで一致した。
今回の対話に参加していただいた金展克氏、清義明氏、ブエノ氏に衷心より厚く御礼を申し上げます。