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奥が深い!TESの世界の魅力

さて、相変わらず「エルダー・スクロールズ・オンライン(略称・TES)」で戦争ばっかりしている僕です。
実は僕自身、ESOの世界に入ったのは、前々作の「オブリビオン」から。
前作「スカイリム」でもわかるのだが、シリーズの大きな存在は「デイドラ」といわれる存在である。
デイドラとは、神のような存在だが
人類が住む世界「ムンダス」とは違う世界「オブリビオン」の領域にいて
たびたびムンダスに干渉している。
デイドラの中でも、特に力の強いデイドラは「デイドラの王子(デイドラロード)」とよばれ
それぞれ司る事象ごとに16柱が存在している。
デイドラロードは、善悪両方の存在があり
例えばアズラは黄昏と夜明けを司り、ダンマー(ダークエルフ)の崇拝対象になっている。
またマラキャスは、オークたちの崇拝対象になっている。
逆に、正真正銘の悪神と呼ぶべきデイドラもいる。
メエルーンズ・デイゴンは破壊や革命などを司り、自らタムリエルに降臨して
帝都シロディールを破壊したが、時の皇帝マーティン・セプティムによって叩き出された。
ESOでは、支配や陵辱を司るモラグ・バルが、ムンダスとオブリビオンの境界を破ろうと
アンカーを打ち込み、デイドラを送り込んでくる。
ムンダス側でモラグ・バルに臣従しているのは「虫の教団」という。
モラグ・バルが「虫の王」と呼ばれているためである。


一方、エセリウスという領域で、ムンダスに様々な恩恵を与えているのが
エイドラの存在である。デイドラが邪神であれば、エイドラは善神であり
双方は対の存在として扱われる。これはエイドラがムンダスを創造したといわれているのに対し
デイドラはその代わりにオブリビオンをつくり、自分の領域からムンダスを干渉しているため。
エイドラでは9大神が知られており、もともとは8大神であったが
タムリエルを統一したタイバー・セプティムがタロスとしてエイドラの仲間入りを果たしたことから
9大神となった。そのトップに君臨するのがアカトシュで、皇帝の証たる
「王者のアミュレット」を初代皇帝に授けたといわれている。



どちらの存在も、ムンダスに住む人類のことを「定命の者」と呼ぶ。
これはデイドラ、エイドラ双方に寿命の概念がないからであり
基本的に「寿命で死ぬとかだっさwwwww」みたいな上から目線である。


ここで注意したいのは、ムンダス=タムリエルではないということだ。
ムンダスはあくまで「この世全体」を指す。
そして人類が住むこの星を「ニルン」と呼ぶ。
シリーズの舞台となっている大陸が「タムリエル」であり
その中心に位置する帝都が「シロディール」なのである。
タムリエルには、さまざまな地方が存在しており
例えば前作スカイリムは、シロディールの北に位置するスカイリム地方が舞台となっている。
基本的には帝国の直轄領がシロディール地方で、その周辺に自治領が存在するものと見て良い。
なぜ分かれているのかといえば、人種が違うのである。
例えば、シロディール地方に住み、帝国に臣従しているのがインペリアル。
スカイリム地方の多数派を占めるのがノルド。
タムリエルの南西にあるサマーセット諸島を統治しているのが、アルトマー(ハイエルフ)である。
他にも、ブラックマーシュ地方はトカゲのような容姿のアルゴニアン
エルスウェーア地方は猫のような容姿のカジートが治めているなど、多様な人種がそれぞれの領土を治めているのだ。
ちなみに帝国の血統はこれまで2回交代しており、タイバー・セプティムを初代とする第3紀は
メエルーンズ・デイゴンとマーティン・セプティムとの対決によりセプティム朝が断絶して幕を閉じる。
帝国の権威は急激に衰退し、地方は次々と帝国から離脱を始めている。


エルダー・スクロールズはシリーズ名にもなっているが
日本語版では「星霜の書」と訳されている。
ESOでは、同盟戦争のキーアイテムとして、それぞれの同盟が持つ星霜の書を
奪還することが目的の一つとなっている。
これが一体なんなのか、正直わからない。
もともとはシロディールの中心、皇帝のおわす白金の塔にあったというが
ある時持ち去られ、1冊だけだったはずが何か増えたりしている。
あらゆる予言が書かれているといわれているが、その機能は一部に過ぎないと言っていることから
何かもの凄い存在であることは間違いない。
巻物状になっていて、読もうとしても急激な頭痛に襲われたり
失明したりするという。
高度な技術を持ったドゥーマー(ドワーフ)は、機械によってそれを読みとったとか
絶対に壊されないとかめちゃくちゃ。とにかく厄介なものである。
前作で、星霜の書は主人公ドヴァーキン(ドラゴンボーン)によりウィンターホールド大学に収められた。
ESOは、スカイリムの1000年前のことなので、ドヴァーキンはいないしセプティム朝ですらない。
帝国では、皇帝位すなわち「ルビーの玉座」が空位であり、女帝摂政リビア・サルンが実権を握って
デイドラに接近、その眷属がインペリアルシティで住民を虐待している状態である。


ESOでは、そのような帝国の現状を憂い、3つの同盟がシロディールの統治を巡り争っているのだ。
まず人間種が主体となっているダガーフォール・カバナント。
彼らは強大な帝国の存在こそがタムリエルには必要であると考え
上級王エメリックの指導のもと、ルビーの玉座を確保すべくシロディールに進む。
アルゴニアンなどが中心となるエボンハート・パクトはもともと小国の集まりであったが
彼らはハイエルフに支配されてきた歴史があるため、今こそ自立の時であると考え
帝国打倒を果たすべく帝都への進軍を開始する。
また、エルフを中心とするアルドメリ・ドミニオンはアイレン女王のもと戦力を結集している。
アイレン女王は腐敗しきった帝国の現状を鑑み、その要因となった人間を追い出し
かつて帝国がハイエルフによって支配されていた時代を取り戻そうと目論んでいる。

攻城戦では大勢で大量の攻城兵器を活用するのだ


それぞれの陣営はそれぞれが考える大義を持ち
種族により特徴もさまざまである。
なお、執筆者の菊地はインペリアルであった。
このインペリアルは、ESOの特装版のみ実装されており
壁のような重装備と、龍の血脈を受け継いだスキルが魅力だ。
どの種族とどの同盟を結ぶことも可能である。

篭城して敵に出血を強いることが防衛への足がかりだ