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イチロー大暴れの裏に「無事之名馬」

大リーグ、マイアミ・マーリンズイチロー選手が
この3試合で10本もの安打を打ち、大リーグ通算3000本安打まで残り40とした。
23日のマイアミ・レイズ戦で「一番・レフト」で先発したイチローは4安打と大暴れ。
チームも7-6で勝利し、この日の実況は「アンビリーバボー!」と大興奮。
40歳以上の選手が3試合で10本安打を記録したのは史上初とのことで
イチローはまさに前人未到をひた走っている。


イチローの大きな武器は故障の少なさにもあろう。
イチローは柔軟体操を念入りに行うことで知られ
ケガによる欠場はほとんどない。
2009年4月、胃潰瘍故障者リストに入って以来
ケガによる欠場がないため、それも高評価に繋がっているようだ。


「無事之名馬」という言葉がある。
競馬の用語の一つで、多少能力が劣っていても、病気やケガがなければ、その馬は
本当の名馬である、という意味。
なぜなら、馬が故障した際は馬主や調教師は心配するであろうし
療養にかける時間やコストも馬鹿にならない。
大きな重賞を取っていても、故障して引退となればファンの落胆も大きかろう。
ランニングフリーという馬は、1985年9月にデビューしてから、初勝利まで4戦かかり
オープン馬になってからも勝ち鞍には恵まれないことが長く続いたが
7歳になってからアメリカンジョッキークラブカップ、日経賞といった重賞で一着
有馬記念天皇賞などでも入着し、9歳で引退するまで大きな故障もなく
着実に賞金を稼いできたことから「馬主孝行」「無事之名馬」と称えられた。
決してスターではなかったため、種牡馬としても人気がなかったが
産駒には、弥生賞で勝利したランニングゲイルを輩出した。


人にも同じことが言えよう。
必ずしも大きい業績を上げることが偉人であるとは限らない。
表に出ることがなくとも、堅実に実績を積み上げていくことが回り回って
その人のためになることもあるのである。
イチローもまた、パワーバッターが注目される大リーグの中で
ヒット(特に内野安打)をコツコツと積み重ねていくことに批判もあった。
「スタンドプレーではないか」「コックローチ(ゴキブリ)」と言われることも。
しかし、イチローはそんな批判を跳ね返すように、04年ジョージ・シスラーが持っていた
シーズン最多安打記録を更新し、オールスターでは史上初となるランニングホームランを
やってのけるなど、名実ともに「伝説」となった。
今ではイチローの伝説を疑う人はいない。
しかし彼が、故障をしていたらどう思われるであろうか。
いつまで試合に出られないのか、出られたとしてもケガの後遺症はどうなのだろうか
と不安であろう。
故障がない、病気をしないということもまた、実績の一つなのである。
われわれも彼を見習って精進しようではないか。