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火星版のDASH村?オデッセイ

「オデッセイ」を観てきた。
リドリー・スコット監督、マット・デイモンが主役を演じる話題作だ。
本作のあらすじは、3度目の火星探査ミッション「アレス3」が冒頭に描かれる。
ミッションの最中、メンバーは嵐のため急きょ中止に追い込まれる。
そんな中、主人公のマーク・ワトナーが通信アンテナに引っかかって
嵐の中に飛ばされてしまう。生存の可能性がほぼない上に
脱出艇の安全さえ確保できなくなる事態に、メンバーはやむを得ず
ワトナーを置いて火星を離脱することに。
地球では、ワトナーの追悼が大々的に行われ、英雄として皆がその死を惜しんでいた。
だが、ワトナーは生きていた。
辛うじて残った居住区域の中には31日分の食料と水。
しかし屋外はマイナス55℃、酸素もほとんどなし。
地球との通信手段も見当たらず。
ワトナーは死を待つほかないのであろうか…?


というもの。しかし、ツイッター上では
「この作品を説明するのは簡単だ、『火星版DASH村』といえば通じる」と話題になっている。
実際に鑑賞してみると、なるほどワトナーのさまざまな工夫が生きる作品となっており
それも彼は特別な訓練を受けた宇宙飛行士であること、そして専門分野が植物学であることが
大きなカギとなっている。
もちろん、「そんな都合よく…」と思う部分も多数あるのだが
イデアとしてはよく考えたものだと感心してしまう。
水を作る方法は、実はサバイバルではよく知られている方法のひとつでもあるのだが
海水から真水をつくる方法というのがある。
海水をビンに入れ、先端に細い管をつける。その管の先に密封した空の容器を通すというものだが
海水の入ったビンを煮沸することで、水蒸気が発生し、管を通って空の容器で水分となる。
塩分の気体になりにくいから、水分だけを取り出すことができるという、理科の実験のような仕組みである。
もちろん、火星では使えない方法だが
そこにあるものでいろいろ工夫するというのは心が躍る。
サバイバル生活やDASH村が好きだという人にはうってつけといえる作品だろう。



「オデッセイ」公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/