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第11回大洗町中心商店街歩行者通行量調査(劇場版効果検証調査)

大洗町中心商店街歩行者通行量調査実施日:平成27年12月30日(水)


気候:晴れ、最高気温10度


時間:10:30〜11:30


場所:割烹旅館肴屋本店前


イベント:
大洗女子スタンプラリー道復刻版(平成26年8月8日〜)
世界一楽しい片道切符(12月23日〜平成28年3月31日)
那珂湊ほのぼの作戦2(平成27年9月19日〜)


歩行者:134人(自転車含む)


今回歩行者通行量調査を実施した肴屋本店は、大洗町役場から北におよそ300メートル
に位置し、中心部商店街を形成する店舗の一つである。
アニメ「ガールズ&パンツァー」では、戦車が激突したとして
一気に知名度が上がり、宿泊者数が大幅にアップしている。


肴屋本店前は、自動車通行量が非常に多いが、まちのにぎわいを指数として表すためには
歩行者通行量の調査が不可欠である。
既に当社では全10回の調査を終えているが、現在劇場版が大ヒット上映中であり
その効果を検証してみる必要があると考えた。


◯結果
歩行者数は、134人であった。
前回調査の123人より11人の増加であった。
大洗町内で特に大きなイベントがないにも関わらず
100人を超えたのは第3回調査(平成26年5月実施、170人)以来である。
自転車はおよそ2割程度、地元の歩行者も2割程度である。
ところで目立ったのは、巡礼層の幅広さであろう。
これまでは20〜40代男性が圧倒的に多かったが
今回は60〜70代、はたまた家族連れの男女が多く見られた。
従って、これら全てを「ガルパンファン」としてくくることが適切かどうか
判断に困る部分があった。

高齢者夫婦が撮影をする姿も見られた



見方によってはガルパンが世間一般により知られてきたといえるであろうし
地元の茨城新聞一面で商店街の生き残り策について報じられていたが
まさにそのモデルケースとしてまちづくり関係者の間で大きな話題となっているため
商業関係者の視察も多いようだ。

大勢のグループでの行動も多くみられた。
これまでは1人か、2,3人が多かったのだが、今回は5,6人のグループもあり
リピーターが案内役となって初巡礼者と同行している様子である。
複数で車に分乗することで効率的に巡礼地を回れる上に
交通費も安く済ませることができる。これは若者によく見られるケースだ。
以上のように、年齢層や交通手段などが多様化し、さらにすそ野が広がっているのが現状。
郊外の旅館では「劇場版公開以降、お客さんは増えている」としており
劇場版の効果はピークを迎えつつあるようだ。