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オプトロムが上場廃止へ、仙台の企業は今年2社目

CD・DVDの製造などを手掛ける株式会社オプトロム(仙台市青葉区、竹下俊弘社長)
は、8月31日反社会勢力との関わりについて、隠蔽ならびに虚偽の報告を行ったとして
名古屋証券取引所セントレックス上場廃止が決定したことを公表した。
同社は2014年2月27日に発表された第三者好評割当の相手先企業に
反社会勢力等や違法行為を示す記載はない旨掲載していた。
しかし、実際の反社チェックには反社会勢力や違法行為等を示す情報が記載されていたことや
証券取引所に対してこれらの報告を怠っていたこともの。
名古屋証券取引所では、反社会的勢力との関わりを企業行動規範および上場廃止基準
として定めており「適時開示制度の理念を蔑ろにし、取引所市場に対する信頼を
著しく毀損するもの」として
8月31日から9月30日までオプトロムの株式は監理銘柄に指定
10月1日に上場廃止となる。


なお、同社は8月7日に15年3月期の決算短信を発表しており
それによると、今期は9億9400万円の純損失で7期連続の純損失。
9月1日は10円から1円にまで株価が下落した。


今年、仙台市の企業が上場廃止となったのは
京王ズホールディングス(5月東証マザーズ上場廃止)に続き2社目。
京王ズホールディングスは、創業者である元代表取締役への
不正な資金流出により上場廃止がなされたが
仙台の企業が二度にわたり違法行為ならびに不適切な行為により
上場廃止に追い込まれたことは、地元企業に対する信用の低下にも繋がりかねない。
特に新興市場に上場している企業は東証一部、二部と比べ企業規模も小さく
歴史も古くはない。「仙台代表」としての看板を背負っていることに
なお一層の責任感を持つ事が求められよう。