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9月1日に急増、子どもの自殺防げ

内閣府が発表した「自殺対策白書」によると
子どもの自殺は年間を通じて夏休み明けの9月1日に突出して
多いことが明らかとなった。
1972〜2013年の間で、18歳以下の自殺は9月1日が131人と最多。
続いて4月2日の99人が多かった。
教育委員会NPO団体などは、ちょっとの兆しも見逃さないよう
呼びかけている。


休み明けは、大人でも憂鬱になりがち。
大人の場合はガス抜きの方法や、割り切って考えることもできるが
子どもは必ずしもうまくできるとは限らない。
そこで考えなければならないのが、大人は子どもを甘くみてはいけない
ということだ。
特に思春期を迎えた子は多感であり、多くの葛藤や鬱積した感情を持つ。
大人よりも常に多くの情報を手に入れ、多くのことを考えているのだ。
例えば大人であれば「明日月曜だあああああああああ」と思っても
どうせ次の週末なんてあっという間だし、じたばたしたところで
いずれ休みは終わるんだから、諦めるってのが一番だろう。
まさに「諸行無常」である。
だが子どもはそれほど割り切れるだろうか。
「今が過ぎるのは嫌だ」「また早起きするのは嫌だ」
いろいろと思うところはあるにしても、「どうせすぐ休みだし」と
割り切って夜9時に寝る子は、逆に末恐ろしい気がする。


まさに今死にたい、死のうと考えている子どもたちに無理矢理学校に行かせても
いい効果は得られない。だが、学校に行かないで休ませていると
ずるずる休みが続くことになる。そして不登校児の出来上がりだ。
もちろん、子どもを追い詰めるべきではない。
そこで、休み明けの学校は行きたい時間に行かせてみてはどうだろうか。
何時になってもいい。学校に行き友だちや教師と話し、授業の雰囲気に
当てさせることで動機付けにつなげようというものだ。
仮にそういう(友人)存在が少ない子は、せめて保健室登校にするなど
特別な配慮は必要であろう。もちろん、子どもは責任感の強い子も多いから
「自分のせいで周りが大変だ」という意識をもたせないよう
注意が必要だ。
わが国は子どもは宝である。ぜひ、多くの大人が
寄り添っていてほしい。