角川「連合艦隊」、勢いとまらず!
株式会社KADOKAWA(松原眞樹社長、東京都千代田区)が提供している
「艦隊これくしょんー艦これー」がとどまる勢いを知らない。
15年4月現在の会員数はおよそ300万人。
1日に1回以上プレイするアクティブユーザーは5割程度であり
単純に計算すれば、150万人がアクティブユーザーというから
かなり大規模なブラウザゲームになっている。
KADOKAWAでは、「オールカドカワ艦隊司令部」として
KADOKAWAグループが総力を結集してのメディアミックスを展開している。
実際、アニメ「艦隊これくしょんー艦これー」のBD/DVD売り上げは
20000枚を越えており、15年冬アニメでは2位の「冴えない彼女の育て方」の
およそ10000枚を大きく引き離してトップとなった。
また、同社の15年3月期決算では「売り上げ貢献作品」として
単行本「艦隊これくしょんー艦これー 艦娘型録」(角川書店)
コミックス「艦隊これくしょんー艦これー アンソロジーコミック
横須賀鎮守府編」(エンターブレイン)
「艦隊これくしょんー艦これー」(角川ゲームス)
の3作品を挙げている。
すでに「艦これ」ではPSVita版が8月に発売予定であるほか
アニメ2期も制作決定しており、「艦これ」人気はしばらく続きそうだ。
KADOKAWAは、13年に大規模なグループ再編を行い
・角川書店
・角川マガジンズ
・アスキー・メディアワークス
・富士見書房
・エンターブレイン
・中経出版
・角川学芸出版
・角川プロダクション
を経営統合し、さらに14年5月にはフロム・ソフトウェアを完全子会社に
10月にはDWANGOと経営統合し、コンテンツ事業で最大手に躍り出た。
KADOKAWAはコンテンツ業界の巨人として
「次世代型のコンテンツ産業のリーディングカンパニー」を目指す。