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山本太郎、テロ非難決議に賛成票投じず!

わが国の国民が2人、シリアでイスラム過激派「ISIS」に拘束・殺害
されたとみられているが
3日には、同じく拘束されていたヨルダン軍パイロット
ムアズ・カサスベ中尉が殺害され、その映像をISISが公開した。
その映像は、カサスベ中尉を檻の中に入れ、生きながら焼き殺すという
残忍極まりない鬼畜の所業といえるものだった。
ヨルダンは、ただちに報復として既に死刑判決を受け
ISISが釈放を求めていたISISメンバーの刑を執行
さらにISIS側の拠点を激しく空爆するなど、カサスベ中尉の殺害に
大きな代償を支払った形となった。
イスラム過激派の中でも武闘派として知られるアルカイダでさえ
「常軌を逸している」
とISISを批判。ISISはスンニ派内部でさえ爪弾き者になった。


わが国では、2月6日、参議院において
「シリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議」が
採択され、テロに屈することはない旨を改めて表明したほか
殺害された2人の邦人の救出のため、協力してくれたヨルダン政府に
感謝の意を表した。
ところで、この採択において、自民党民主党の中には
所用などによりもともと欠席の議員もいたのだが
あえて棄権した議員がいた。
何を隠そう、生活の党と山本太郎となかまたち山本太郎代表である。
この決議、何と共産・社民ですら全員が賛成しており
今回の政府の対応は大きな問題はなかったという点で一致している。
山本代表は、その後の記者会見でなぜか10年前のイラク戦争を持ち出し
大量破壊兵器はなかった」、「英訳もつけるべきだ」など意味不明な持論を展開した。
当然、何百人という議員が政治活動を行っている中で
決議文の一文一句満足ではないという議員も中には当然いる。
だが、その趣旨に賛成するからこそ、少しのことには目をつぶって野党各党も賛成票を投じたのである。
ISIS側にとって「国会議員が非難決議を棄権した!」と利用できるだろうし
わが国政権がテロとの戦いに対しても一枚岩ではないと印象付けることになる。
国会決議というのはそれほどまで影響を与えることを考えなければならないのにも関わらず
彼は完全にそれを怠ってしまったのである。
山本太郎はテロリストの片棒を担ぐのか」と大きな批判が巻き起こっている。
その批判は甘んじて受けるべきであり、責任は重大であろう。


シリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議の参議院全議員の投票行動はこちら
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/vote/189/189-0206-v001.htm