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与党大勝で憲法改正に弾み

14日投開票が行われた衆議院選挙は
自公連立政権で3分の2以上となる325議席
確保し、再び歴史的大勝を果たした。
以下、確定議席
自民党 290(追加公認しているので291 ↓3)
公明党 35(↑4)
民主党 73(↑11)
維新の党 41(↓1)
共産党 21(↑13)
次世代の党 2(↓17)
生活の党 2(↓3)
社民党 2(ー)
無所属 9(自民党が1人追加公認


ここで、自民党議席を3つ減らしたものの
圧倒的大差で野党を引き離し、単独で安定多数を確保した。
一方、民主党は11議席伸ばしたものの、海江田万里代表が
落選。菅直人元首相も小選挙区で破れたが
比例で復活当選を果たした。
これだけ見ると、民主が伸びているのに何で海江田氏が落選した?
と疑問が出てくるかもしれない。
だが見方を変えてほしい。民主党は前回歴史的な大敗を喫し
現職閣僚でさえ落選する異常事態だった。
その結果より少しマシになっただけで、大敗には違いないのである。
自民党議席を減らしてはいるものの、前回結果と遜色ない形で
試練を乗り越えることができた。
従って、「頭打ち」ともいえる状況だろう。
公明党は4つ議席を伸ばし、創価学会票の安定さを改めて見せつけた。


注目に値するのは、共産党の躍進である。
今回共産党は「安倍政権の暴走を止めよう」をキーワードに
徹底的な自民党攻撃を行った。
そのため、「反安倍票」の受け皿となったのは否定できない。
即ち、「自民も民主もダメ。それなら共産に」という心理が
働いたとみられる。
第三極は軒並みボロボロの状況なだけに、より集票しやすかった
ものと推察される。
次世代の党は、「真保守」を掲げて選挙に臨んだが
平沼赳夫代表と園田博之顧問のみの当選、比例は0人となった。
インターネット上では人気を誇った次世代の党だったが
投票率の低迷や準備不足、第三極への不信感などが重なり
今回の結果となった。


ともあれ、憲法改正論議はこれで大きく前進した。
改憲発議は、衆参両院で3分の2以上の賛同者が必要であり
参院選での結果次第で自民党憲法改正の発議を行う。
これは「私の悲願」と安倍首相が言っているほどで
文字通り次回の参院選では、全力を挙げて
議席の倍増を目指す。
野党は、何とか阻止したい考えだが
このままでいけば、自民党結党以来の宿願が達成されることとなる。