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スコットランド住民投票の詳細が判明した模様

イギリス北部スコットランドで独立の是非をめぐって
住民投票が行われ、独立反対が55%と、賛成派の45%
を大きく上回り否決された。
スコットランド民族党のサモンド党首が敗北を認め
辞意を表明、スコットランドの独立は果たされなかった。
とはいえ、イギリス政府はスコットランド自治権を広げる
ことを約束しており、一方的な独立反対派の勝利ともいえない。


ところで、スコットランド独立の住民投票の結果が
海外掲示板で話題になっている模様だ。


スコットランド独立の住民投票結果の詳細が海外掲示板で話題に」海外の反応
http://blog.livedoor.jp/drazuli/archives/7533645.html


これによると、実際に独立賛成が過半数を超えたのは
・ウェスト・ダンバートンシャー
グラスゴー
ノース・ラナークシャー
ダンディー
の4つの都市だけで、一番得票したダンディーでも
57.4%と、大きなリードとはなっていない。
一方、独立反対の中で最も得票したのはオークニー諸島
実に67.2%が反対票を投じた。
オークニー諸島には、イギリス海軍の根拠地であった
スカパ・フローも存在しており、約70個の島々から構成されている。
本土と離れている島々は、総じて反対票が多いことも特徴である。


このスレを見て知ったのは、カナダ東部のケベック州もまた
独立派が強く、1995年に行われた住民投票では
わずか1.2%の僅差で否決されたということである。
このケベック州は実は1人あたりのGDPがカナダの平均よりも低く
ナショナリズムを煽りやすい環境にあるといえる。
今回の住民投票でも、イングランドとの経済格差が争点の一つとなったが
そう考えてみると、大国であり、経済格差が深刻であればあるほど
独立運動が醸成しやすいのかもしれない。
(米国におけるテキサス、カリフォルニア、ロシアのチェチェン問題などと同じように)