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DIOジャパン業務休止続く「助成金詐欺」の声も

コールセンター事業を展開していた、株式会社DIOジャパン(東京都中央区、本門のり子社長)
が事務処理を弁護士に一任、実質的に経営破たんしたが
賃金未払いや、雇い止めなどの問題が浮上している。
同社では、全国各地にコールセンターを設置。
宮城県では株式会社気仙沼コールセンターを2013年9月に
株式会社みやぎ美里コールセンターを13年11月に設立。
被災者雇用をメーンに、業務を拡大していた。
美里コールセンターは15年1月稼働を目指して研修中だったが
ホテル食品偽装問題などにより、受注減が相次ぎ、資金調達も
不調だった。
6月には、賃金未払いなどが浮上したため厚生労働省都道府県に調査を指示。
すでに40億円を超える助成金が同社に支払われていることから
助成金詐欺では」との声も挙がっている。


25日の記者会見で、村井嘉浩宮城県知事は
「大変無責任だと思います。憤りを感じます。
雇用している方におわびの言葉一つ直接ないというのは
大変無責任だと思います」
と怒りを露わにした。
宮城県では、登米市気仙沼市などに対してDIOジャパンならびに
関連子会社への不適正事案の調査を依頼したという。
また、宮城県労働組合総連合(宮城県労連)では
DIOジャパン問題に関する情報提供を呼びかけており
今後、同社の経営陣に対する責任追及は激しくなりそうだ。


このDIOジャパン。村井知事が記者会見で言っているように
誰もどんな会社か知らないが、とにかく業務を拡大しまくったため
「資金繰りは大丈夫だろうか」と噂されていた。
ともかく、美里コールセンター立地協定式には村井知事だけでなく
佐々木功美里町長も一緒になって握手をしていたわけで
1年も経たないうちに事業停止となることは、県外の企業誘致に
力を入れてきた村井知事の面子に泥を塗る結果となった。