白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

組織運営が死ぬほど大変な理由

最近、さまざまな組織ないしグループに属することが多く
とても多忙な毎日を送らせていただいている。
これも、若手だからこその苦労だと思って
毎日勉強させていただいているが、組織に属しているからこそ
心労が重なるということもあるわけで、「何でこの人はこうなの?」
などと、愚痴の一つも吐きたくなる。


さて、やはり一番苦労するのは人間関係であろう。
これはどの組織においても同じだ。
「相手に好かれるためには、聞き役に回ること」と
よく言われるが、これはまさにそのとおりである。
普段、僕が気をつけていることは
・求められない限り「俺が俺が」とならないようにする。
・議論に割って入る際は、どちらの見方も理解し、趣旨を整理する。
慇懃無礼にならない。それならフランクなほうがいい。
・自分の意見を根拠なく押しつけない。
・感情的にならない、怒らない。叱らない。
というもの。もちろん、相手にもよるが。
上記のことを実施すると、相手のことがよくわかるようになる。
「この人は頭が凄くいいけど、人の意見を聞かないな」とか
「凄くいい事を言っているんだけど、伝えにくいのかな」とか
観察することができるようになるのである。
全体的に見ると、じゃあ自分はどの立ち位置にいれば
スムーズに議論を回すことができるだろうか
と考えるわけだ。
だが、我が強い人やまったく伝わらない人というのは
当然いるので、それをどう理解してもらうかが苦労する。
結果的に、「あんたの言うことは正しい。僕はそのとおりだと思う。
だけど、ここは一つ我慢してくれんか」と一方に働きかけたり
することもしなきゃならないから、心労も重なるというもの。


「あんたはそう言うが、どうしたって主観的になるじゃないか」
という指摘はあると思う。これもまた然りである。
その場合、自分の意見は表明しないでおくか
「これってこういうことだよね?」と誰かと共有しておく。
これは大事なコミュニケーションである。
ただ、あまりに自分に課したことが多すぎるため、つい忘れてしまい
「あの件どうなった?」といわれ大慌てで着手することもある。
而立の歳を迎えても、こういう過失がなくならないのが悔しい。


もう一つは、金銭的な面である。
もちろん、僕が個人的に使用するお金は別にして
組織やグループの台所事情だ。
組織が持続していくためには、人材と金銭が必要である。
人材はコミュニケーションの問題で、実はどうにかなるが
金銭というのは、常につきまとう課題である。
例えば在特会は、年間1000万円前後の収入がある。
これはちょっとした社団法人などと比べても遜色ない
収入だが、在特会のように寄付金や物販、特別会員費により
賄われており、年度により収入はかなり変動的である。
さらにそれを全国にある支部と分け合うので
結局は持ち出しのほうが大部分を占めることになる。
実はこの状況を打破する構想はあるが、まだ発表には至っていない。
ともあれ、安定的な組織運営のためには、改革が必要だろう。
わが国で主流を占める団体の話をしてもしょうがないが
あれをしたい、これをしたい、という場合には
必要になるのが「実績」である。
金融機関の融資を当てにする場合は、事業計画と実績は
最低限必要だと思ってほしい。
「これから始めるのに実績なんかあるわけないだろ!」
と、これは当然なのであるが、見方を変えると
「この事業のためにあなたはどれくらい犠牲にできる?
うちはそれを見たいんだ」とならないだろうか。
最初から融資や補助金などを頼るのではなく
自分(たち)の身銭をいくら切れるか。それによって
何ができたか、ということを評価されるわけである。
もちろん「はい皆さん100万円出して」とはっきり言えるわけないから
苦労するのはどれだけの自己資金、つまり投資ができるか
ということなのである。


あとはまぁ、時間がないとか書類を作成したりするのが
面倒だとかいろいろ出てくるが、それを言っても始まらないので
やめておく。
これをご覧の方で、僕の属する「組織」「グループ」関係者が
いらっしゃったら、ぜひご斟酌いただければ幸いである。
割とマジで。