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捕鯨禁止?んなわけない!

オーストラリアから提訴を受け、国際司法裁判所は2日
わが国に対して、南極海における調査捕鯨の禁止を命じた。
わが国政府はこの判決を受け入れる方針で
水産庁は「今年中の捕鯨は困難」と発表した。
これに対し、外国のネットユーザーからは歓迎の声が上がっている。
曰く「日本政府GJ、これが文明国の対応だ」
曰く「動物の権利を主張する人はほとんど現実感がない」
ということである。


ところで、わが国の調査捕鯨によって
鯨類が絶滅に瀕しているという理屈は果たして事実なのだろうか。
水産庁によると、南極海における資源量は
クロミンククジラ 76万1000頭
シロナガスクジラ 2300頭
ザトウクジラ 4万2000頭
(いずれも12年度)
と見積もられており、その資源量は「増加している」という。
わが国が捕鯨を行っているのは、主にクロミンククジラであり
その捕鯨量は05年から850頭前後を計画している。
ナガスクジラは、2年間で10頭であり、この数だけ見ても
絶滅に追い込める量とはいえないのは一目瞭然である。


そしてもう一つ、重大な事実がある。
わが国で流通している鯨肉は、実は近海で捕鯨されたものであり
また北太平洋捕鯨されたものが多数を占める。
即ち、南極海捕鯨と同時進行で進められているのである。
「日本ではクジラを食べる人んんてほとんどいない」という主張も
よく見かける。
確かに、東京や大阪などでは見かけない食材かもしれない。
だが、例えば宮城県石巻市や女川町は、昔から捕鯨のまちとして知られ
大きな収入源の一つでもあった。牡鹿半島には
「おしかホエールランド」(震災で再開断念)があり
石巻市に本社がある株式会社木の屋石巻水産は
実に50年の歴史があるのだ。
僕も石巻市金華山に行った際は、クジラをいただいたものである。
全国規模ではあまりなじみのないものであっても、地方では
立派に食材として定着しているのである。
それを「かわいいクジラかわいそう」などという感情論で
禁止するようなことがあって良いのだろうか。


はっきり言おう、クジラはうまいのである。
大和煮はごはんにも合うし、酒にも合う。
値段が張るのでいつも食べることはできないが
僕はこれからも食べ続けるつもりだ。
もしそれを阻止しようというのなら
食べ物の恨みを思い知らせてやる必要があるだろう。