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大洗町で商工感謝祭が開催、ガルパン一色のなか町長と議会議長らも…。

アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台となり、地域活性化の成功例として知られる
茨城県大洗町にある大洗マリンタワー前で3日、第38回商工感謝祭が開催された。
開会セレモニーでは、小谷隆亮大洗町長があいさつし
「アニメファンの方にも元気づくりに力をいただき
平成22年度の元気を取り戻せる雰囲気になっています。1日楽しく過ごしていただき
地元商店街にも足を運んでほしい」と述べた。
また、同町商工会会長を務める田山東茨城県議会議員も
「アニメを愛する人もご来場いただき、商店も元気をいただいています。
町のブランド力がアップするよう、さらなる支援をお願いします」と呼びかけた。
来賓を代表して、和田淳大洗町議会議長が「実は缶バッヂを付けてきまして」と
ガールズ&パンツァーの缶バッヂをアピール。その上で
若い人たちとがんばって活性化を図りたい」と意気込みを語った。

(右から和田町議会議長、小谷町長)
ガールズ&パンツァーのキャラクター、ノンナとカチューシャのパネルを挟んで記念撮影。


商工感謝祭では、地元の商工業者や企業、行政がブースを出展し
それぞれの商品を生かした取り組みや、物販などを行った。
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また、カジキの解体ショーやごしゃっぺプロレス、大洗高校マーチング部「ブルーホークス」による
演奏なども披露され、大勢の人が歓声を送っていた。


ガルパン関係では、本部テントで戦車道大洗支部のポロシャツと限定缶バッヂが販売され
日本郵政が記念切手を販売。
さらに、園みどり子(風紀委員チーム)を演じる井澤詩織さんをゲストに迎えての
早押しクイズ大会も行われ、いつもの商工感謝祭とはまた違ったにぎわいに包まれた。


(ごしゃっぺプロレスでは、みんなで「パンツァー・フォー!」の掛け声)
商工感謝祭に参加した地元の商店関係者は
「大勢の人が大洗に来てくれるのはとてもうれしい。いつまでも続いてもらえれば」と話す。
また、今月の16日と17日には、あんこう祭も開催される予定で
ガルパンあんこうチームや佐々木あけび役の中村桜さんなど、豪華メンバーも出演。
前年は例年2万人のところ6万人の来場者があったとされているだけに
「今回は10万人の来場が見込まれる」と期待も高く、すでに大洗町内では宿泊が困難になっているという*1



町長と町議会議長、商工会長らがパネルと並んで記念撮影というのは
うれしい驚きであった。「せっかくだからご一緒に」と声をかけたものの
「いや、あまりわからないから…」とか言われるかなと思ったが
全力で応じてもらえたので、大洗町政はガルパンと連携していくことに
拒否感はないようだと感じた。地元の方とガルパンファンが一緒に盛り上げているようで
本当に良いイベントだった。特に、ガルパンファンはマナーも良いし
むしろお店と一緒になって手伝いもしてくれるというので、評判が良い。
このシナジー効果が、ぜひ長く続くとともに、多くの町が見習うべき姿勢だとも思う。

*1:水戸宿泊組が多いようだが、大洗のすぐ近くの那珂湊は意外と穴場だという情報も寄せられている。