白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

日本国憲法の200日

そんな中、枕元にはいつも本を。である。
ようやく読了したのが、半藤一利氏の『日本国憲法の二百日』である。

日本国憲法の二〇〇日 (文春文庫)

日本国憲法の二〇〇日 (文春文庫)

本書は半藤氏の幼年期を描きながら
日本国憲法ができるまでの動きを追ったものである。
もはや言うまでもないことだが、日本国憲法
GHQにより実質押し付けられたものである。
だが、大日本帝国憲法に則った改正手続きが行われている以上
憲法憲法である。尊重しなければならない。
ところで、この改正案に唯一反対した政党があった。
何を隠そう、日本共産党である。
それから70年近くが経ったこの時期に政権にあるのは
岸信介の孫(安倍晋三首相)であり、吉田茂の孫(麻生太郎副首相)であり
改憲に反対しているのが共産党というのは、歴史のいたずらと言おうか。
そしてこの時鳩山一郎(昭和21年公職追放)の孫は政界から叩き出されていた。
歴史は繰り返す、というが、これが悲劇とならないことを祈るのみである。