日本国憲法の200日
そんな中、枕元にはいつも本を。である。
ようやく読了したのが、半藤一利氏の『日本国憲法の二百日』である。
- 作者: 半藤一利
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
日本国憲法ができるまでの動きを追ったものである。
もはや言うまでもないことだが、日本国憲法は
GHQにより実質押し付けられたものである。
だが、大日本帝国憲法に則った改正手続きが行われている以上
憲法は憲法である。尊重しなければならない。
ところで、この改正案に唯一反対した政党があった。
何を隠そう、日本共産党である。
それから70年近くが経ったこの時期に政権にあるのは
岸信介の孫(安倍晋三首相)であり、吉田茂の孫(麻生太郎副首相)であり
改憲に反対しているのが共産党というのは、歴史のいたずらと言おうか。
そしてこの時鳩山一郎(昭和21年公職追放)の孫は政界から叩き出されていた。
歴史は繰り返す、というが、これが悲劇とならないことを祈るのみである。