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宮城県知事選が行われているけど

目下のところ、宮城県知事選挙の真っ最中である。
村井嘉浩氏(無所属、現)と佐藤正明氏(共産推薦、新)が激しい舌戦を…
といいたいところだが、村井知事の再選が確実視されている。
これまでの村井県政下において、復興政策への評価が下されるところだ。
さて、この村井知事は、松下政経塾出身であり、かつ自民党宮城県連幹事長を
務めたこともある、筋金入りの自民党系政治家である。
厚労副大臣と復興担当副大臣を務めている、秋葉賢也衆院議員とは
同じ松下政経塾出身ということもあり、盟友の間柄だ。
なので、はっきり言って支持したくはないんだが
正直な感想を言うと、村井さんにはもう1期…いや2期やってほしい。


まず、震災直後の初動体制が見事であった。
さすが全国で唯一の自衛隊出身知事ということもあり
震災発生後すぐに自衛隊に出動要請を行っている。
さらに、僕は村井さんの素晴らしい姿勢に感動すら覚えることがある。
一つは、被災者全員が仮設住居に入るまでは作業着を絶対に脱がなかったこと。
そして、酒を断ったことである。
そのほかにも、業界や商工会議所などの新年会や懇親会に自身は出席しなかった。
「哀悼の意を示すため」という説明であった。
さすがに今となっては出てきているが、その心意気に漢を感じたものである。
村井知事とは何回かお会いしたことはあるが、誰にでも気さくで人懐っこい。
そんでもって、指示する時はきちっと指示を出すのである。
見ていて「これは頼りになる人だ」と感嘆したものだ。
報道等で、震災復興の支援を政府に陳情に行く知事の姿を見て
「おらほの知事はがんばっている」と一体感を感じた人も多いのではないだろうか。
だからこそ、松本龍が無礼極まりない態度を取った時に
「うちの知事になんちゅうこと言うんだあのバカは!」と地元は大激怒したのだ。


確かに、親韓派であるし、カジノ特区だの水産特区だので
批判も出てきているが、復興計画はあと8年弱の長丁場である。
村井県政であれば、それが可能だと自信を持って言えるし
他の人物には務まらないのではないかと思う。
もちろん前述のように僕は村井さんを全面的に支持しているわけではない。
あくまで個人的な思いであることを断っておきたい。
何はともあれ、選挙というのは民主主義の正道であり、政治家が政治に対して緊張感を持つ
ことのできる機会である。無投票でなくて良かったと、とりあえず安堵している。