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大人がハマる?「ガルパン」の魅力

さて、当社が全力で推している
ガールズ&パンツァー」だが、新たな発見があったので
ぜひご紹介しようと思う。
実は同作品のファンは、比較的上の世代が多いそうだ。
商店街や商工会などに聞いても、どうやらそれは事実のようである。
当然、大学生なども多いが…学生さんはむしろ少数派で
ハマっているのは社会人が多いのだという。
これは何を意味するのかというと、野暮な話になって恐縮だが
客単価が高いということだ。僕も軽くなった財布と急激に減少した銀行口座を見てそう思います。
はっきりいって、ガルパン関係で相当な利益が地元に還元されているはずだ。
例えば、鹿島臨海鉄道平成23年度の決算報告書によると
1億6800万円の営業損失、1億2600万円の経常損失と赤字となっている。
ローカル線にありがちな慢性的な赤字の状況だが
同鉄道ではガルパンのラッピング電車を走らせているほか
特別乗車券を発売、駅の売店でもグッズを販売するなど
全面的にガルパンに協力。アニメでもクレジットされている。
平成24年度の決算はまだ公開されていないが、聖地巡礼の効果で大幅な増収増益が予測されている。


なぜ大人がこれほどまでにハマるのか。
同作品では、戦車が大きなキーポイントである。
そして、その作りこみがとてつもないことから、ミリタリーファンも
取り込みやすい状況にあるのだ。作品中のネタも、比較的上の年代に
通じることもあり、さまざまな要素が積み重なって評判が良いのである。
そんなわけで、もともと単価の高いミリタリーファンや聖地巡礼に来ることができる
経済力を持ったファンが地元の歓迎ぶりに、リピーターになることで
さらにお金を落としていく。そうして良い循環がもたらされるというわけだ。
大洗町でしか売っていないグッズも多いことから、それを目当てに来る人もいる。
非常に良くできた仕組みだと思うが、ファンと地元がうまく結びついたことで
生まれたシナジー効果と呼ぶべきだろう。
この状況はしばらく続くとみられているが、やはりその鍵を握っているのは
制作側のバンダイであろう。今後の作品の展開に期待したい。


かくいう僕の上司も絶賛大ハマリ中。…こいつは面白いことになってきやがった…!