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国際帝石がモザンビークでガス田採掘へ

資源メジャー大手の国際石油開発帝石株式会社(東京都港区、北村俊昭社長)は2日
アフリカ・モザンビーク共和国で同国沖にあるガス田Area 2 & 5鉱区の
権益を取得したことを発表した。
同社の現地法人、インペックスモザンビーク株式会社を通じて取得したもので
ノルウェー資源メジャー、スタットオイル・モザンビーク社から25%譲渡された。
国際帝石がモザンビークの採掘に参画するのは初。
Area 2 & 5鉱区は、モザンビークの首都・マプトから北東に約1750メートルの沖合に存在し
水深は約 300〜2500メートル、鉱区面積は 8041平方キロメートル。
国際帝石では、本年中にこの鉱区に試掘井を設定し、埋蔵量などについて調査を行う予定で
世界有数のガス田であると見積もられているほか、石油の発見も期待できるという。
同社では「当社成長目標の一つである上流事業の持続的拡大のため
今後も大規模な石油・天然ガスの埋蔵量が期待されるフロンティア地域を含む有望地域で
の新規鉱区や優良資産の獲得機会を積極的に追求してまいります」としている。


以前から当ブログでご紹介しているが、わが国の資源開発各社が
世界各地で、石油・天然ガスなどの採掘を次々と行っている。
インドネシアから北海、メキシコ湾など、それこそ世界中で資源獲得競争に参入している。
3月には、イラクガラフ油田で石油資源開発株式会社が権益を取得するなど
勢いを増しつつある。原発がなかなか再稼働できない中で、エネルギーの確保は
喫緊の課題だ。安定的なエネルギー供給のためにも、資源開発各社の今後を期待したい。