白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

株主提案から企業を考える

僕の大好きなケネディクスから、うれしいお知らせが届いた。
ま、株主総会招集のお知らせなんだけども。
今回の株主総会では、株主提案による議案が結構多くて
MBO等により全株式を取得する際、一株あたりの価格は30万円を下回ってはならない
・取締役、監査役報酬について個々の金額を年度ごとに開示する
・女性従業員が出産した場合、祝い金として100万円を支給する
というものである。
ちなみに、取締役会は全部に反対しているが
例えば一株あたりの金額を定めているが、目標では40万円に上がる見込みであり
逆に安値になってしまうとか、福利厚生はすでにきちんとやっているので
金額などを決めてしまうと、それしかできなくなるとかそういうものだ。
取締役会の主張はある意味でもっともだが、株主提案を見て僕は実に唸るところ大であった。
確かに現実的に考えると、細かく定めることは情勢の変化もあり良くないが
提案株主が、企業としての責任をどう果たすかを提案した点について共感したからだ。
ケネディクスは確かに、不動産投資業としては健全だし、REITの組成もうまいとは思う。
しかし、「ケネクリ3年ダヴィ8年」といわれた時期の企業のうち、生き残りはケネディクスだけである。
クリード会社更生法ダヴィンチは上場廃止
不動産バブルに乗っかって、あぐらをかいていた部分もあるのではないだろうか。
特に豊洲の件は、買い手がつくのかどうかも怪しいといわれていた。
従って、今は企業としてのあり方を模索する時期にきていると思う。
株主としては利益を上げてほしい。しかし一方で、世に誇れる会社であってほしいのである。
そういうことを、改めて考えさせられた。提案した株主には感謝したい。