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多砲塔って

真面目な話はここまでということにして
とりあえず戦車だ。僕は最近、帰宅するとバタンキューで
すぐ寝てしまうため、早朝戦車に乗ることが多いのだが
人が少なすぎて、最悪数人同士で戦うこともある。
その時のつまらなさといったらない。

右側から通り過ぎようとしているのは、ソ連のT-28。
1933年に完成したもので、多砲塔戦車である。
WW2以前に戦車というのは、「陸の戦艦」という方針であったため
多砲塔はある意味で当然の帰結であった。
だが、そうすると戦車は重くなる上に、多くの乗員を必要とする。
例えばM3リー中戦車では、乗員が6人もおり、主砲と副砲も操作せねばならず
車長の負担は大きいものであった。そんなわけで、あまり生産されることもなかったのだが
T-28の良いところは、主砲のほかは機関銃にしたことである。
乗員は6人と多いが、その分制圧射撃を行う分には不足がなかった。
主砲も76.2ミリ砲であり、当時の技術ではかなり強力であったため長く用いられたのである。