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建国記念日に、天皇陵の調査を思う

本日は、建国記念日。全国各地で奉祝行事が行われ
天皇陛下におかれては、畏れ多くも神武天皇が即位遊ばしたという
橿原神宮に勅使をおつかわしになった。
宮城県においても、宮城県民大会が開催されるなど
祝賀イベントが行われたのである。


水を差すようであれなんだけども…。
天皇陵のですね、調査もですね、そろそろ…。
ある意味ジレンマでもあるんだけども、神武天皇については
考古学的に立証されてはいない。つまり…神話上の天皇なのである。
学説によっては、途中で皇統は断絶しているのではないかというものもあり
それを否定する材料も見つからないので、極めて曖昧である。
王朝交代説で、新しい王朝が始まったとされるのは継体天皇
507年に即位遊ばしたとされているので、それでも世界最古の王朝ではあるんだが
それ以前の天皇の存在について立証したい!というのが本音である。
一番有効なのが、天皇陵の調査だ。先日、蘇我馬子邸跡とみられる大規模な邸宅跡が検出されたが
遺構や遺物によって、当時の生活やどれくらいの人がいたのかなど、わかることが多い。
古墳の調査では、副葬品によって非埋葬者がどの程度位の高い人か、どの勢力のものなのかなど
非常に大きな効果があるのだ。
しかし、宮内庁は頑なに調査を拒否し続けている。
もちろん、天皇陵を調査するというのは不敬にあたるというのもわかる。
だが、「そもそもそこが天皇陵なのか?」という疑問を呈する人もいる。
調査といっても、皇室財産ということもあるため、完全に非破壊調査で行うのか
どれくらいまでトレンチを設定するのかなど、内容次第ではほとんど遺構を傷つけることなく
最大の成果が上げることができそうである。