白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

酒というもの

今日は晴れ、やや暑い。
うーん。クールビズはすっかり定着しつつある。
最近ではアンダーウェアでも、汗を吸収して速乾性がウリとか
いろいろあるからね。
そのうち冷房機能付きとかあるんじゃねえ。
ユニクロさんの今後に期待したい。


最近、物を買う時に原産地を気にするようになった。
例えば昨日、コンビニで日本酒を買ったんだが
福島県二本松市の「奥の松」を買ったんだ。
まぁ、一の蔵もあったしそっちが好きだったんだけど
福島の風評被害もあれだなぁと思ってさ。
一の蔵は大好きなんだよ。浦霞とか日高見も好きなんだが
一の蔵は別格だ。フルーティーで喉越しが良いので。
元々酒というのは、神饌の品目の一つであり、バッカスのように酒神も
いる。酒造祖神といって、酒彌豆男神(サカミツオ)と酒彌豆女神の2柱。
また、日本書紀によると応神天皇八年十二月条に「この御酒は わが御酒ならず 大和なす
大物主の 醸みしみき いくひさ いくひさ」とある。
大物主は大国主命の別名ともいわれている。「大和なす」とあるから
そうなるのだろう。大国主須佐之男の子であり、国譲りの神話で知られる。
すなわちわが国をつくられた大国主がつくってきたのだという意味である。
それほどまでに酒というのは神聖なものなのだ。
従って、大物主を祭る松尾神社や梅宮神社は酒好きの信仰を集めているのである。
さらに、酒は神憑きのために必要なものというんで
地方によっては、散々酔っぱらった状態を神憑きという。
昭和天皇が侍医の泥酔した様子をご覧になって
「人はこうも変わるのか」と驚かれたのも当然であろう。
ご本人は実は酒を嗜まれなかったからである。
お祭りでお飲みになることはあったようだが、そのご様子までは存じない。
何はともあれ、かように酒は歴史があり、伝統的なものである。
蔵元が東北に集中していることからも、震災で無くすようなことがあってはいけない。
がんばって飲もうじゃないか!