石巻の湯殿山神社
今日は石巻ってことでいろいろ回りたかったけど
結局時間の関係で1社だけ回った。
湯殿山神社だ。この神社は、45号を仙台方面に向かい
まるまつの隣に大きい看板がある。駐車場もあるので
わかりやすいだろう。
10メートル近くはある大鳥居。明神鳥居からして
山形の湯殿山と類似する点は多々ある。
山形の湯殿山も大鳥居だったし、やはり山を崇敬するという点で
「聖域」たる鳥居も大きくなるのが道理なのだろう。
ただし、縁起に関してはどこにも記載がなく、不明である。
もちろん分霊社であるから、湯殿山神社よりも後の神社である。
境内には恵比寿さんもいるが、これは山形市内にある里之宮湯殿山神社と
同様であり、大漁を象徴する神様だから石巻におあつらえ向きだろう。
これも立派な社殿だが、新しいものである。
古く見積もっても戦前のものと思われる。
建築様式は江戸初期から中期のものだが、それにしては状態が良すぎる。
ちなみに、ここにも津波が押し寄せたということで
会館のほうは浸水によりだめになったという。
とはいえ、けが人がなかったことや、地震での建物の被害が
軽微で済んだことは、不幸中の幸いである。
まったく社殿が無傷であるのを見ると
どうにも神社は何かの力で守られているような気がしてならない。
