白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

岩沼にて

今日は晴れ、暖かい。
なんと、今日で地震発生してから
2ヶ月も経った計算になるのか。
あれから仙台市は何事もなかったかのように
表面上は見えるけれども、まだ大型店舗は
閉店しているところが多いし、品薄な店舗もあり
ホテルなんかも閉鎖しているところがある。
実際に歩いてみればわかるけど、道路も状態が悪いままだし
ビルも外壁が崩れたままの場所がある。
工事のめども立たないから、とりあえずカラーコーンを
置いたりして近づかないように注意するのが精一杯のようだ。


仲間のH川さんは、女川に行ってきたということで
かなり重装備だった。登山でも行くんか?ってレベルだったが
俺も1ヶ月前までは同じ格好をしていたのだと思うと
何かあの時が夢のようだ。とんでもない悪夢のようなのだ。
さて、今日は岩沼のほうまで足を伸ばした。
竹駒神社の被害はどんなもんかと思っていたのだが

ご覧のとおり、石灯籠の上部分が落ちてしまっている。
ただし、建物の被害は軽微であって
大切な文化財、また怪我人もなかったとのこと。
「まさにご神威ですね」と売店のおばちゃんと笑いあった。


それだけにとどまらない。
名取のケーズデンキは、改修中のため倉庫にて物を販売していたのだが
外付けDVDを物色していた俺の横で
店長と思しき人がすごくびっくりした顔をしていた。
「ああ!よくぞご無事で!!」
と感激した声で、じいさんの手を強く握っていたのだ。
どうやらじいさんは山元町の人らしかったが
店長さんと知り合いらしく、感動の再会を果たしたというわけだ。
このような光景は、恐らく珍しくない。
なぜなら、被災地にいるのだから。


あ、ラーメンご馳走様でした。