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3月9日がいかに意義深い日か

今日は3月9日ということで
初音ミク(39)の日」だそうだ。といっても
公式に何かあるわけじゃないようだが。
さらに、サンキューの日ということで感謝を届けようという日。
こういった記念日がどうやってつくられるかというと
日本記念日協会が登録を受け付けている。
ここに7万3500円の登録料を支払えば、記念日として登録される。
同協会では、そのほかにも記念日イベントのPRやグッズ開発などの
コンサルティングも行っている。


さて、そんな記念日に登録はされていないが
大変意義深い日というのは存在するものだ。
例えば、昭和17年の3月9日、つまり今日だが
インドネシアの蘭印軍が日本軍に降伏した日。
インドネシアは元々民族意識が強く、オランダ軍がそれを
弾圧していたのだが、そのオランダ軍が降伏してインドネシア
開放された。司令官だった今村均中将(当時)は投獄されていた
民族運動のリーダー、スカルノとハッタに面会し、即座に釈放するとともに
インドネシアの国歌を歌うことを解禁し、それまでオランダ人に独占されていた
官吏へのインドネシア人の登用を促進した。
そのため、民衆からは大変慕われており今村将軍が任を解かれるまで
日本の軍政に民衆は積極的に協力していた。
今村将軍が転任した後、軍政は高圧的になりインドネシア人から
反感を持たれてしまったのは大変残念なことである。
とはいえ、スカルノとハッタは昭和18年に来日し、昭和天皇に拝謁
その際、昭和天皇は御自らスカルノに手を差し伸べられ握手をされた。
これは、オランダの国王が握手をするようなもので当時としては考えられないことだった。
「誰もがびっくりした。後に仰天した高官たちが『天皇陛下は外国の皇位にある人に対して
でないかぎりこのようなことはしない。わが天皇陛下がこんな身分の低い人の手に触れるなんて
いったいどういう意味だろう』
ジャカルタで宣伝部の清水がそれを説明した。
『それはたった一つの意味しかない。天皇は友好を示すために握手をされたんだ。
 それはあなたがすぐにも解放されるという意味の良い印ですよ』」(『スカルノ自伝』)
スカルノはサンバルサン注射液10万本を贈られ、ハッタは勲三等に叙せされた。
以降、わが国とインドネシアはアジアでも最大の友好国の一つである。