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議会開会120周年

今日は、議会開会120周年だそうで記念式典が
国会内で行われた。式典では天皇皇后両陛下のほか
三権の長が出席、わが国の民主主義の歩みを振り返った。
帝国議会は、自由民権運動・国会開設運動を経て
1890年に開会。当初は衆議院貴族院からなる二院制
貴族院は予算先議権以外は衆議院と同格であった。
1947年に日本国憲法が施行されると、帝国議会に代わり
国会が設けられ、今に至っている。


と書けば一見、いい話で終わりだが
この式典では、実は衆参合わせて330人の国会議員が欠席した。
共産党の15人は党を挙げて欠席。
国賊には違いないが、そういうところはブレないな共産党
120年の憲政の歴史を記念する式典を欠席というのは
いかに議会を軽視しているかがわかる。
(ちなみに自民党の進藤義孝*1議員は硫黄島慰霊祭のため)
ところでこの120年の歩みを見てみると、議会はいろいろな
エピソードがあっておもしろい。
例えば、1937年の浜田国松(政友会)と寺内寿一陸相との割腹問答だ。
浜田「…独裁強化の政治的イデオロギーは常に滔々として軍の底を流れ、
   時に文武恪循の堤防を破壊せんとする危険がある」
寺内「或は軍人に対しましていささか侮蔑されるような如き感じを
   致す所のお言葉を承りますが」
浜田「私の言葉のどこが軍を侮辱したのか事実を挙げなさい」
寺内「侮辱されるが如く聞こえた」
浜田「速記録を調べて私が軍を侮辱する言葉があるなら割腹して
   君に謝罪する。なかったら君が割腹せよ」


このやり取りは、軍部が政治に干渉することに痛烈なパンチを
与えたということで、痛快に感じた議員は多かったという。


戦後の国会でも、印象に残る論客は大勢いたね。
個人的には民社党春日一幸氏、自民党松野頼三
あたりかな。左翼だけど、社会党右派の大出俊氏も
筋が通った立派な人だったと思う。
今、民主党によって憲政はまさに危機に瀕している、
我々国民は断固として、民主党ファシスト政権を打倒しなくては。

*1:栗林忠道中将の孫にあたる