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消費者金融崖っぷち!武富士に続くのは?

消費者金融大手の株式会社武富士(本社東京都新宿区、吉田純一社長)
が28日、会社更生法を申請し、経営破たんした。負債は4336億円。
同社では、長引く不況とグレーゾーン金利による利息返還請求が
相次ぎ、株式の格付けが引き下げられ、継続企業の前提に疑義がついた。
さらに貸金業の改正による見通しの悪化により、このたびの措置となった。
同社株式は、10月29日で上場廃止となる見込み。
消費者金融業界は現在、グレーゾーン金利による利息返還請求で
大変厳しい状況におかれており、アイフルも去年の9月に事業再生ADR
を申請、武富士は2011年4月に571億円の社債償還を控えており
資金調達に奔走していた。


さて、以前どこかで見たのだが
貸金業改正で、消費者金融の6割は倒産するだろうという
予測があった。その時は深く考えなかったのだが
グレーゾーン金利の問題が出てきた。これは利息制限法で
例えば10万円から100万円の間の利息は18%と定められている融資について、それ以上は
請求することができるということで、かなりの額の返還請求が
行われてきた。そんなわけで、債務専門の弁護士はかなり儲けている
わけだが、逆説的に考えてみると、それほどあくどい(という意識は
当事者にはないだろうが)金額を剥ぎ取っていたということになる。
ということは、やはり今の消費者金融業界は、それこそ土地バブルが
はじけた後の新興不動産みたいなもんだと思わざるを得ない。
問題は、またしても銀行がこの嵐に巻き込まれているということだ。