白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

日本人学校襲撃、沈黙する人権団体

在中国日本大使館によると、7日に発生した
中国漁船によるEEZ侵犯・海上保安庁巡視船への接触事故と
関連し、12日に天津日本人学校への鉄球打ち込み・落書き事件が
発生、さらに反日感情が高まっていることから
在中邦人へ安全確保に注意を喚起した。
同大使館では、下記の点に注意すべきとしている。


○外出する際には周囲の状況に格別の注意を払い
 広場など大勢の人が集まるような場所では特に注意する。


○中国人と接する際には言動や態度に注意する。


○日本人どうしで集団で騒ぐ等の目立った刺激的な行為は慎む。


○当館のホームページ、外務省の危険情報等をこまめにチェックする。


さらに、中国政府はわが国に対して、逮捕した漁船の船長の即時釈放
を要求、丹羽駐中大使を4度も呼び、厳重に抗議した。
岡田外務大臣は14日の記者会見で「中国漁船がわが方の巡視船に接触
してきたことはビデオでも明らか。中国国内では逆に報じられていることは残念で
そのほかの問題とは別のことである」と述べた。


はっきり言えば、中国側はこの問題で折れることはあり得ない。
なぜなら、あの国は他国に対して謝罪したことがないからだ。
確実に自国が悪いという件でも、「遺憾」で片付けてしまう。
今回の事件では、中国側が居直り強盗よろしく、事実を歪曲して
報道し、世論が激昂している中で強硬に出ざるを得ないという側面もある。
もちろん、台湾で反日感情が渦巻いているという報道は誇張である。
別の報道では、この事件について抗議しているのは外省人
しかもごくわずかに過ぎず、一般市民の意見は
「難しい問題だからそう簡単に解決できないだろうねえ」と
冷めた意見が多数を占めているようだ。
冷静に考えれば、日中の問題に台湾が口を出すこと自体
不自然なのは明白なのだが。仮にそれが領土問題だとして
中台でも争っていることなのに、両国が連携することなど
ありえるわけがない。


ちなみに、わが国でも反中感情が少しずつ高まりつつある。
中には戦争も辞さずといった意見もあるが
それは強硬すぎる。もちろん、わが国も駐日大使を呼び出して
抗議すべきとは思うが、中国がどう考えても折れない以上は
どこかで落としどころを見つけて解決するというのが
現実的ではある。
しかし、中国の観光客が増えて、マナーの悪さが露呈していく中では
良い感情など増えるわけもない。
留学生とか、在日中国人が日本におけるマナーをガイドしてくれたり
してくれれば、改善できると思うのだが。


そういえば、天津日本人学校が落書きされたり
鉄球を投げられたりして、結局運動会も中止してしまったが
おかしなことに
「子どもは関係ないじゃないか!」という声が国内から
まったく聞こえてこないのはなぜだろう。
排外主義を糾弾する人々がここは一つ出るべきなんだが。