白雉日報社公式ブログ

日本第一党選挙対策委員会委員長とかいろいろやっています。

ハゲタカ中国版は温州炒房団

温州炒房団という存在をご存知だろうか。
温州商人(浙江省温州市の投資家集団)というのは
中国でも商売がうまいということで有名。
日本でいうところの堺商人みたいな。
温州炒房団というのは、要するにチャーハン団ということだが
チャーハンはご飯を中華鍋で炒めるでしょ。
鍋の中で熱くさせるだけ熱くしといて、皿にのっけて食べちゃう。
最後においしい思いをするってわけだ。
海南島の不動産価格は実に3倍以上、さらに上海、深センなどを
中心に不動産を買いあさり、バブルを積み上げたわけだが
そんな中、彼らにもどうやら潮時を感じ取ったと見えて
上海の不動産業者約1万店舗のうち、約4000店舗が
中古不動産の5月の成約がゼロであると、チャイナネットは報じた。
さらに、レコードチャイナは、すでに09年12月には売り抜けの
動きが活発化しているとの記事を出している。
中国の不動産取引はよくわからないのだが、土地を担保にした
信用取引が盛んに行われているようだ。
中国では、不動産の証券化ってあるのかな。あるとしたら逆に恐い。
なぜって、不動産証券化は日本では、投資法人デューデリジェンス
をして、いつまでにどれだけのリターンが見込まれるという目論見書
を出すわけじゃない?もちろん、今となっては中堅・新興の投資法人
淘汰されていて、去年の大惨事にはほとほと困り果てた*1
あれ、土地を担保にした取引って、日本みたいじゃないか?
それはともかく、上海万博後を見越して売りが多くなっていることは
事実だ。当局はどう対応するのか?情報を規制して、個人投資家を地獄へ誘うのか
政府が積極的に介入して、買い支えるのか。
どちらにせよ、「今、時代は中国株!」の見出しが時代遅れであることは
間違いないだろう。温州炒房団の正体は未だ不明だ。
だが、同時に中国には莫大な地下資源と膨大な技術者が
いることを忘れてはいけない。
けだし、中国のバブルは極めて複合的なものだ。

*1:不動産投資法人を持っていた上場新興・中堅不動産が倒産しまくったこと。パシフィック・ホールディングス、リプラスクリードジョイント・コーポレーション、ニューシティ・レジデンスなど