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CCCがHMVジャパンを買収

レンタルDVD「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下CCC)
(本社東京都、増田宗昭社長)は25日、音楽製品販売のHMVジャパン(本社東京都港区
雨宮雄一社長)の全事業を買い取ることで合意したと発表した。
計画では、4月5日から資産査定デュー・デリジェンスを開始
6月末には最終合意を行う予定で、現在HMVジャパンの全株式は
大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツとその子会社が保有しており
それらをCCCが買い取るとしているが、最終的な買取価額や事業は不明。
CCCでは、HMVを買収する理由について
「HMVの有する音楽・映像系のパッケージソフトの専門小売業者としての卓越した
顧客基盤・ブランド・事業ノウハウ及び国内トップクラスの事業規模をもつEC事業を評価」
としており、互いのブランドを相互補完し、音楽ソフト市場を活性化したいという。


TSUTAYAは、会員数が3400万人、1400店舗を擁しているが
CD・DVDの音楽ソフト売り上げの落ち込みが目立ち
TSUTAYAのサービス事業の中では不採算部門となっているのが現状だ。
そんな中、都市部において若年層を中心に安定した人気を誇るHMV
かなり魅力的だろう。
とはいえ、TSUTAYAの売り上げは全体で見ると、それほど減少しているわけではなく
音楽販売業界では、最大手の座を守っている。
このHMVの買収によって、CCCの勢いは益々拡大していくことは必至で
競合他社は何らかの対応を求められている。