白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

文明の利器に感動する。

今日は晴れ。やや暖かい。
なんと、県北のほうでは20度以上の最高気温を記録
と思いきや、最低気温も2度くらいまで下がったそうで
その寒暖の差には驚かされる。
ただ最近になって、夕焼けがとても綺麗に思えてきた。
日暮れという意味でも、日本語ではいろいろな表現方法がある。
こういう、一つの現象についても多くの感じ方があるってのは
誠に日本人の感受性の高さといいますかね。
俺は、こういう自然を敬うっていう国民性、大好きです。


今日は、ちょっとまたしても県中南部へ。
俺の中では、県中部→仙台、中南部→名取・岩沼・柴田・大河原だろうと。
ていうか、県南は広すぎなの!
それはともかく、実は大事件が発生してしまいまして。
カーオーディオ…CDを変えようと思って「取り出し」ボタンを押したら
カタカタカタ…「NoDISC」となる。
どうやら、排出部分の機構が逝っちまったらしい。
うーん…しかし、音楽がないと…。
そこで思いついたんだが、CDがあるならラジオがあるじゃないってことで
FMトランスミッターを買った。
これ、実は車内でipodが聞けるっていう、優れもの。
原理はこうだ。まず、FMのチューニングで使っていない周波数をセットする。
Ipodとケーブルで接続したトランスミッターをシガーポケットに挿入する。
トランスミッターの周波数をセットしたFMの周波数に合わせる。
そうすると、あら不思議。Ipodの音楽が聞こえてくるではないですか。
トランスミッターはIpodの音楽を指定した周波数の電波で飛ばす。
それをカーオーディオのラジオが受信するという仕組み。
FMだと極めて狭い範囲で音質を維持したまま受信することが可能だ。
とはいえ、ちょっとノイズが入るのは難ありだが。
車で音楽聴くのに、音質にこだわるってのもおかしな話だが。


さ、そんなわけで最初は大河原の嶋館稲荷神社に。
ここは、4号から県道14号に入ってすぐの場所にある。
フォルテとか、えずこホールの近くだね。

ここの創建年代は不明。しかし境内にある額には
藤原経朝文永11年11月に額を書いたことを示す裏書がある。
つまり、創建自体はそれより前ということになる。
この藤原経朝は藤原氏北家世尊寺流で、能書に堪能な一族として
一定の地位を得てきた。経朝自身もまた、能書家であった。
なぜ、経朝がこの神社の額を書いたのか…。
あくまで推測だが、諸国漫遊か任務かは知らんが
経朝はこっちまで来たんではないか?
彼は額を書いてわずか2年後に、美濃で薨じている。
つまり、この額を書いた後、京に帰る途中の美濃で命を落とした。
もし奥州まで来ていれば、時期的にはぴったりだと思ったのだが。
閑話休題
この神社は社殿が浅間造によく似たつくりとなっている。
鳥居は両部鳥居といわれ、厳島神社と同じ様式で
極めて珍しい。
正直、伏見稲荷の影響は狐以外ほぼ皆無だ。



拝殿の後ろには、嶋館古墳がある。
これは前方後円墳で、5〜6世紀のものだが
うーん、どう見ても円墳なんだがな…。

で、ここでご朱印をもらおうとしたらば
宮司さんのお宅は離れた場所にあるとのこと。
宮司さんがわざわざ大急ぎで来てくれて、ご朱印を書いてくだすった。
誠にありがたいこと。


次に向かったのは、村田町の白鳥神社へ。
ここは村田町の中心部にあって、地元の住民に親しまれている。
駐車場にはトイレもあって、親切な神社だ。

境内に行くまでには、橋を渡って、鳥居をいくつか超えないといかん。
この鳥居は両部鳥居だが…なんだか今日は
両部鳥居が多いな…。


鳥居の後ろにある通路を塞ぐ木の正体は…蛇。
まぁまぁ落ち着けよ。どういうことかっていうと
前九年の役の時、源義家が敵に囲まれて絶対絶命だった時に
この木が大蛇となって、義家を救ったという伝説がある。
それ以来、この神社は「奥州の蛇藤」として有名になったそうだ。
ご朱印にもそう書いてあったよ。



この流造っていうんですかね…デフォって感じしますけど。
ここでご朱印をもらおうとしたんだけど
宮司さんはご不在。ただ、ご朱印だけならお渡しできるとのことで
お願いした。
まぁ。なんつーかさ…渡されたご朱印の紙を見て、唖然とした。
日にちが……ギリシャ数字になってるよ……!
しかももろ筆ペン!(細い方)だよ…。
そして、何か貼るものはないですかと言って差し出されたのが
セロテープ。
まぁ…もらえただけでも、御の字ですし。