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ウィング・パートナーズが業務停止命令

本日、監査法人のウィング・パートナーズ(本社東京都渋谷区、赤坂満秋代表社員
が、金融庁から1年間の業務停止命令と業務改善命令を受けた。
同法人が監査を行った、2社の監査内容について金融庁が検査を行ったところ
品質の日常的なチェックを行っていない、経営者確認書を出していないのに監査意見を出す
など、監査態勢が杜撰で、監査業務を続けていく体制が不十分であると判断された。
同法人は、四大監査法人の売り上げが軒並み低下する中
急激に売り上げを伸ばしてきた中小監査法人の一つで
クライアントは1月時点で上場企業19社*1となっており、ほとんどが新興企業なのが特徴。
実は、「ウィング・パートナーズは監査が通りやすい」という噂がネット上で囁かれており
前年の四大監査法人による監査報酬値上げと、業績悪化による意見不表明によって
中小監査法人に駆け込んだ企業もあるが、その際にウィング・パートナーズを
選んだ企業もあるようだ。
クライアント各社は、この業務停止に衝撃を受け、一斉にプレスリリースを出して
対応に当たっている。

*1:小規模監査法人では、上場企業2,3社をクライアントに持っていれば安泰といわれる。19社は相当なものだろう。