白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

「本」を語る

今日はくもり。涼しい。
昨日も涼しかったというか
暑かったが、今日もまた同じだった。
こういう天気が続くと、正直気が滅入る。
ただ、こういう季節がないと、早明浦ダムとか凄い困るんだろうな。
そういえば、四国の水不足は、讃岐うどんを茹でるのに使うお湯のせいだと
いう都市伝説が発生しているが、都市伝説というか…まぁ。


さて、今日は本当に積み本を消化するのに使った。
そのおかげで、インデックスは2冊終わった。
それから、あーその。まぁいろいろだ。
順調に積み本は消化されつつある。
その中で、いろいろと発見することもある。
読書とは、まさに発見の宝庫であるというて良い。
「書を読めば万倍の利あり」という言葉があるように
読書をする人としない人では、大きな差が生まれる。
そしてまた、土地情報を扱う国土情報開発(本社、東京都世田谷区)では
社員に対して読書を奨励していて
一番多く読んだ人に特別手当を支給しているほどだ。
これは、普段の仕事では本に触れる機会も少なく世事にも疎くなることの予防や
自己啓発を目的としている。
生涯学習を地で行く企業といえるだろう。
しかし悲しいかな、本の売り上げ…というか紙媒体の売り上げが
急激に減少している。

例えば、
日本出版販売は売り上げが前期比-2.2%減の6326億円(-144億円)
トーハンは売り上げが前期比-7.2%減の5748億円(-441億円)


敢えて言いたい。本以外のもので「読んだ」といえるのか?
ケータイもパソコンもそうだが、確かに便利だ。1台あれば何冊でも読める。
しかし、それは本当に本だろうか?本というのは、本棚に収まっておって
1冊1冊取り出すのがいいのではないか。
もちろん、時代は変化する。だからケータイもパソコンも読むのは手段としていい。
例えば、その昔紙を作ることがまだできなかった時代
人は洞窟だの、石だのに絵を書いた。
そのうち、文字を書く必要性が出てきて
木簡だの竹帛だのができた。
「名を竹帛に垂る」という言葉もある。漢代になって製紙法が発明されると
本は急激に流行した。「洛陽の紙価を高める」とは、本が売れすぎて紙価が上がって
しまったという故事からきている。
つまり、読書の方法はその時代によって変化してきた。だからその変化には
応じなければならない。
しかし本はあくまで本だ。パソコンやケータイは本ではない。
例えば、絵画や彫刻はレプリカであろうとも、あくまで絵画と彫刻だ。
しかし、パソコンやケータイでそれを見るのは、実際に見るのと違うんじゃないか。
純粋に読書という行為を楽しむならば、やはり本でありたいと思う。