白雉日報社公式ブログ

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海上自衛隊の特別警備隊内における集団暴行事件が発覚。
それによると、異動を2日後に控えた隊員に対し
1対15の格闘訓練を行わせ、死亡させたとのこと。
まったく海上自衛隊はいつのまにこんなんになっちまったんだ?


「スマートな海軍」の伝統はどこに行ってしまったんだろう。
帝国海軍時代から、江田島といえば海軍の本拠地。兵学校では
数学から軍学、航海術から英語までなんでもやる素晴らしい学校だった。
「海軍は紳士たれ」の名のもとに、テーブルマナーまで学ばせたというから
何でもござれだ。
だから、練習航海でアメリカなどに寄った際、日本を甘く見ていた
アメリカ政府高官たちはどうせ英語も碌に話せないだろうとタカをくくっていたら
英語はきちんとキングズイングリッシュ、歓迎会でもテーブルマナーがきちんとできる。
しかも礼儀正しいというんで、びっくりしたという話がある。
そりゃ厳しいところもあっただろうが、鈴木貫太郎が校長になった時には
「鉄拳制裁を禁ず。もし破ったものは退校処分」と厳しいお達しがなされた。
鈴木貫太郎といえば、昭和天皇の最も信頼された股肱の臣として知られる。
そしてさらに、井上成美が校長になった時
陸軍では敵性語であるとして、英語の使用を禁止した際
海軍だけは英語の使用を続けた。理由は
「敵の言葉を知らずして敵のことを知り得ようか」というものだった。
この海軍の伝統はそのまま海自に引き継がれていった、はずだったが
一部の部隊でこのような結果となった。
彼らは襟を正して偉大な先輩たちに謝罪するべきだ。
そして何よりも、このような形で命を失ってしまった隊員に
一生を持って償うべきだろう。