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今日、実に衝撃的なニュースが列島を駆け巡った。
J-REITの破たん。
ニューシティ・レジデンス投資法人
(出資総額909億3160万1400円、東京都港区六本木1-10-6、代表新井潤氏)は
10日9日に東京地裁民事再生法の適用を申請した。
東京都やその近郊の賃貸マンションに特化した不動産投資を行い、
シービーアールーイー・レジデンシャル・マネジメント(株)に運用を委託
2004年12 月に東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場した。
2007年8月期には賃貸マンション5779戸で運用を開始、11物件を取得する一方
1物件を売却、期末時点の取得資産合計は104物件
1819億円と上場時の約3倍まで成長、収入高約57億3010万円(6ヶ月決算)を計上していた。

しかし、サブプライム問題に端を発した金融市場の混乱および信用収縮などで
不動産業界が多大な影響を受け、当投資法人も新規融資および市場からの調達や
保有資産の売却が思うように進まなくなっていた。こうしたなか
今月末までに取得予定資産の決済資金および借入金の返済資金の調達に
支障をきたす事態となっていたことで、今回の申し立てとなった。


不動産証券化というのは
例えば、1億円のマンションが1棟あったとして
それを1億円で売り出すとなると、なかなか大きな買い物でしり込みする。
じゃあそれを、細分化して100万円の不動産証券を100口売ろう!となる。
それで、家賃収入などを配当するというのが簡単な不動産証券化
不動産投資信託は、それを投資法人が運営。
銀行や証券会社が販売するのが一般的だ。
実はJ-REITはとても人気があって、東京では地価が上がり続け
開発も一段落した時、去年の今頃だが、加重配当利回りは約3.5%だった。
今のJ-REITはどうも膨らみすぎなんじゃないかなぁ。