白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日は晴れ、かなり暖かい。
暖かいというか、かなり暑くて
夏日だったんじゃないか、とにかく暑かった。
まぁ雨でなくてよかったよ。雨だったら結構悲惨だからね。


今日は朝から取材。
と思ったら、実はその取材、受付開始が10時からで
その30分前に行った俺は準備中の皆さんを前に呆気に取られていた。
どんな取材かは秘匿義務があるんであれなんすけど
とにかく、その主催者のトップの方と雑談してましたらば
「鈴木」という苗字がなぜ多いのか、という話になった。
その方の推測によれば、明治時代に庶民でも苗字が名乗れるようになり
庶民たちは村の代表ともいえる神社の宮司さんに苗字をもらいにいった。
当時神社の宮司さんは鈴木さんが多くて、そうなったんでは?
ということだった。
後で調べてみたら、鈴木とは稲穂のことで、どのように広まったかは
決定的な根拠はないものの、恐らく農民が祭祀を行う上で縁起の良い
「鈴木」が広まったのでは?ということ。
それを報告したら
「あながち間違いでもなかったな」とご満悦だった。
ちなみに、鈴木姓は坂上田村麻呂の5男
正野の次男から始まる「土師(土師器の工人集団と伝わる)」姓が続き
正実の三男である三郎維親が鈴木姓を名乗り、肥後の国に住んだことが伝わる。
また、穂積濃美麻呂から8世後に、検非違使良氏が鈴木姓を名乗り紀伊国
居住した。
これが後に戦国時代の鈴木氏となる。


また、朱肉の話にもなった。
今広く使われている朱肉は、表面に塗ってあるだけのもので
本物の朱肉は全然違う。
で、その主催者の方が議論に。つまり
水銀を原料とするのは周知だが、それを焼いて煤にしたものを使うのか
それとも元々そういう物質が存在するのかどうか。
で、調べてみたらば、朱肉に使われる水銀は硫化水銀で
その原料は辰砂とよばれる岩石から取れる。
それを還元焼成することで硫化水銀となり、朱肉の原料となる。
それを報告したら「化学式は?液体なの?」とか質問攻めになった。
還元焼成すると硫化水銀、煤は黒い朱肉として利用されるようだ。
「さすがは記者だねぇ」なんて驚かれたが
俺自信も大変勉強になった。勉強というのは自分がこうと決めたものだけでなく
誰かの会話の中で「あれって何だっけ?」というものから
調べることからも始まる。


イベント終了後も、何人かが集まって雑談していたんで
その中に加わって、いろいろな話をお聞きした。
とても有意義な日だった。
前日、原稿をずっと書いていたこともあってか
終わった後、家に帰ると、ノドが痛くて、鼻も詰まってしまっていた。
こりゃ風邪引いたかな、と思ってバファリン飲んで寝た。
その前に、ちゃんと原稿送らないとな。