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「魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜」がついに最終回を迎えた。
ここでは、ついに卒業をした皆が故郷に帰り、元の生活に戻る。
しかし、ソラにはそれがとても限られていた。
だから、心を込めた最後の魔法を使った。
一方、豪太は世界中の海を見て、美瑛へとやってくる。
そしてソラに見せてやるのさ。世界中の海を
心を込めて。
本当に、この作品は大好きだった。
音楽も素朴な北海道と下北のブルースなギャップというか
違いがよく表現できていた。
風景もはめ込みだけど、だから伝わった。
一番良かったのはキャラ設定。
ひよりが言っていたように、すげえ魔法使うけど
本当に大切なのは魔法を使うことではなくて、魔法を使う相手のために
なることをするということだった。
それが、金庫のお話。
浅葱は相変わらずツンデレだけど、実は友達思いのとてもいいやつ。
だから美瑛に行くって言い出したんだろな。
でもツンデレだから、実際ソラの家に行ったら悲しくなる。
だから美瑛のソフトクリーム食って帰ることにした。
ソラのオススメだったやつだ。
皆のエピソードや背景があって、でもソラを中心に描かれていた。
それでよかった。ただ、もう少し友達シーンが欲しかった。
1回だけだからなー。そうすればあの3人が仲良くなったことがよく
実感できたはずだ。
名言はいろいろとあったが、心に残ったのはソラが美瑛に戻った時
「人を好きになるのは切ないけど、あったかい」
その通りだと思った。切なくない恋愛なんてあったか。
切ないから恋愛だと思える。それは辛いことだけど
温かいことだ。だから恋愛って、いいものなんだよな。
俺は1クールずっと魔法にかけられていたわけだけど
いつかは解けてしまうんだろう、永久的な魔法などないんだから。
あとは自分で歩き出すだけだ。それでいいんだろ?
でもたまにまた、魔法をかけてほしい。
それほど、この作品の魔法はそれは凄いものだったのだから。