白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

ユーゴラビア連邦のコソボ自治州の議会が独立宣言を採択。
これによりコソボ自治州はユーゴから独立することとなった。
欧州連合や米国はこれを支持し、日本も独立を承認する見通し。
一方、ロシアとセルビアは独立を認めないとのこと。
中国も独立について憂慮を表明しており、コソボの国連加盟は微妙なところだ。


さてユーゴ連邦といえば、コソボ紛争やらボスニア紛争やらで
とにかくきな臭い地域だ。
そもそもユーゴ連邦は1918年、第一次大戦後に誕生した国家で
当時は王制だった。
ところが、第二次大戦後、パルチザンを率いていたチトーが
多民族国家ユーゴを誕生させたのだ。
まさに7つの隣国、6つの国家、5つの民族、4つの言語、3つの宗教
2つの文字が1つの国家になったわけだが、多民族国家がうまくいった例は未だかつて
聞いたことがない。
ソ連も紛争が未だに続いているし、中国もチベット問題がまだ大きな課題として残っている。

それらの対処にコソボ当局は追われることだろう。