白雉日報社公式ブログ

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フィブリノゲン血液製剤によるC型肝炎の患者名を把握していながら
厚生労働省や旧ミドリ十字などがそれを公表しなかった問題。
実は旧ミドリ十字は世界を震撼させた731部隊の幹部によって設立された
会社だったことはご存知だろうか。


ミドリ十字初代会長   内藤良一731部隊医大佐)
ミドリ十字初代取蹄役  北野政次(731部隊軍医少将)
日本ブラッドバンク(ミドリ十字の前身)取締役  二木秀夫731部隊陸軍技師)
ミドリ十字名古屋営業所長  野口圭一(731部隊
ミドリ十字常務取締役  大田黒猪一郎(731部隊


そしてこいつらは、免訴によって再びフリーダムとなると
日本ブラッドバンクを設立、後にミドリ十字となる。そこで何をやったか。
例えば自衛隊の隊員を赤痢予防薬の実験に使い、577名に食中毒を起こさせた。
更に瀕死の女性に未承認の人口血液製剤の投与を行うなど
731部隊を彷彿とさせる人体実験を行ったのである。

その他、なぜか厚生省からミドリ十字への天下りが多い。
特に薬務局から。そして厚生省薬務局からミドリ十字に天下った先に
用意されているポストは何かご存知かな?
社長さ!
ミドリ十字の松下廉蔵代表取締役は、厚生省薬務局長から、旧ミドリ十字
代表取締役になった。
で、この人は薬害エイズ事件を引き起こして懲役2年の実刑判決を受けた。
この人が考えるべきことは次に天下る企業はちゃんと選ぶことだな。



さて、実はミドリ十字の犯罪はそれだけじゃない。
平成19年3月20日の参院厚生労働委員会で、共産党小池晃氏が以下のような質問をしている。

ミドリ十字の前身というのは一九五一年に創立された日本ブラッドバンク社です。これは売血を集めて輸血用に販売する血液銀行であります。一九六四年にライシャワー事件が起きた。輸血によって肝炎になった。そのとき、黄色い血ということが大問題になりました。輸血後肝炎による黄疸、あるいは売血を繰り返すために血液自体が赤血球が少なくなって黄色く見えるということから付けられた名前であります。で、非常に社会的な批判を浴びた。


ライシャワー事件」というのは、当時の駐日大使・ライシャワー
大使館前で暴漢に刺され重傷を負った際、日本製の輸血を受けたわけだが
その時、ライシャワーは「これで私も日本人の血が流れることになりました」
とユーモアたっぷりに言った。
まぁ実際、その日本人の血とやらで酷い目に遭ったわけだがね。
そう、ライシャワーは間もなくその輸血が元で肝炎を発症し、大使を辞任
せざるを得なくなってしまった。
実はそれが原因で日本ブラッドバンクはかなり叩かれるのだが
内藤良一氏が、当時の厚生省から「保存血から手を引けば血漿分画製剤の事業は生き残れる」
という忠告があったことを明らかにしている。
しかし、その血漿分画事業が他ならぬ血液製剤だったのである。


そのフィブリノゲンだが、実は結構前からその危険性は指摘されていて
1977年、アメリカでは認可が取り下げられたが
厚生省は何も手を打たなかった。
1979年国立予防衛生研究所血液製剤部長も、その著作で危険性について書いている*1
あら不思議、その国立予防衛生研究所にも旧731部隊関係者が多いじゃないですか。
自分で作ったものの危険性を認識していながらフィブリノゲン製剤を販売していたってこと?


そんな疑惑に対して
民主党の家西悟氏が2002年12月、資料開示請求をしたんだが
患者のリスクの方が大きいってわけで不開示となってしまったのである。
どうだろう、今開示しても5年前に開示しても
正直そんなに変わりはないように思われるのだが気のせいだろうか。


さて、この問題をちょっと別の角度から見てみると
731部隊-ミドリ十字-厚生省という黒い関係ができあがるのではないか
このように思えて仕方がないんですがね。

*1:平成15年2月24日衆院予算委員会