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今日はくもり。やや冷える。
夜になると極めて冷えますでございますなぁ。
ついにこの季節が…暗黒の時代がやってまいりましたですねぇ
いや、大好きだけど。この季節。
今日はどういうわけか都市伝説の番組が多かったな。
そんなわけで、俺も流行り神とか見て愉悦に浸っております。
都市伝説はフォークロアの分野らしく、民俗学の先生なんかが
よく評論しているのが目立つけど
民俗学も極めて面白い。日本は神々の宝庫だからね。あらゆるものが神。
例えば、稲を荒らす「ウンカ」という害虫をご存知だろうか。
そう「雲霞のごとく」なんて例えにも登場する小さい虫だが
これも実は神だ。
モデルは源平合戦の頃の平家の武将である斎藤別当実盛といわれており
実盛が合戦中に、稲に足を取られて討ち取られてしまった。
その時
「無念やなぁ、これもまた運か」と言い残した。
死後、稲を荒らす「ウンカ」として生まれ変わったという話がある。
そのため、実盛様という神様を祭って豊作を祈願する信仰が生まれたのだそうだ。
まさに災い転じて福と成す。という日本人の心情に合った出来事といえよう。
将門の首塚も、極めて心霊スポットとして有名だが
近所のサラリーマンやOLが、仕事の成功を祈ることが多いのだという。
また「史跡将門塚保存会」によって丁重に保存されている。
そしてその保存会には隣接する三井物産が名を連ねている。
この三井物産だが、実は三井財閥の祖である三井高利が平氏の里というべき
伊勢の出身であることは偶然だろうか。
そして将門の生没年は延喜3年から天慶3年であり、将門が朝敵でないと
朝廷から取り付けたのは、江戸幕府3代目将軍家光だった。
さらに江戸幕府は、日本史上では3代目の幕府にあたるのだ。
そして更に、将門は平氏が賜姓されてから3代目なのだ。
将門と三井、そして3という数字…これは偶然なのだろうか。
そう考えれば、3の名を冠した三井財閥が関東を席巻した将門のように
主に東日本で事業を展開している企業を多く傘下に置いたのも納得できる。